2010-01-01から1年間の記事一覧

フィラデルフィア、ニューヨーク

帰路は、フィラデルフィアとニューヨークをたどるコースにした。途中ボルチモアを通過すると、「ああ、ここがオリオールズのスタジアムか。上原はここだっけ』、フィラデルフィアでは「フィリーズは意外にいい球場を使っているな。貧乏球団のくせに」など、…

ワシントン再訪

冬休みで人のいなくなったイサカを脱出することにした。といっても、どこか暖かいところ、、、と探すと、いずこも軒並みバカ高い。ということで、人気のないワシントンに。9月の学会の際には一人で来たので、今度は家族にアメリカの首都を見せておきたい。 …

スキー

あいかわらず締め切りに追われる毎日。13日に一つ、20日(今日だ!)に二つ、あと月末までに一つである。う〜ん、アメリカに来ても変わんないな、この生活。 そんな中、先週で試験も終わり、イサカの町は長い冬休みに入った。僕のいるロースクールでは、…

コーヒー

イサカに帰って以来、零度を下回る気温の日が続いている。最高気温でもマイナス5、6度くらい、最低はマイナス10何度、なんて日もある。東京のくらしに慣れた軟弱な身には、だいぶ寒く感じられる。家を出るときは、手袋をして、フードをかぶり、としっか…

イサカにもどる

イサカに帰ってきた。日本では、ひたすら業務にあけくれ、その間に人と会い、雑務をこなした。1週間の間、ほとんどスケジュールがびっちりで、楽しかったけど、もう少し久しぶりの日本をぶらぶらしたかったな、という気もする。 イサカにすっかり慣れてしま…

一時帰国

とある公務で一時帰国している。ちゃんと手続きをして帰って来ているのだけど、なんだか、居心地がよくない。病欠で学校を欠席しているのに、ふらふら外出しているような感じ(同級生に見られたら、どうしよう)。 というわけで、職場に行くときもそおっと帰…

通信簿

Daichiが通信簿のようなものをもらって来た。いったい何が書いてあるのか、恐いもの見たさで、のぞいてみる。 多くの評価は、四段階評価の二番目か三番目がほとんどである。まあ、英語もよくわからないなりに、がんばっているなあ、と驚く。 総評のコメント…

冬時間開始

ようやくサマータイムの終了である。ずいぶんと遅いと思うけど、現在のアメリカでは、11月の最初の日曜日が変更の日になっている。これ以後、1時間ほど繰り上がるので、とりあえず、この日はちょっとだけ寝坊ができる。 これまではDaichiを小学校につれて…

中間選挙

アメリカで中間選挙が終わった。予想通り民主党、およびオバマ政権にとってきびしい結果となった。が、僕に言わせれば、予想した範囲では、それほど厳しくない方の結果にも思える。まあ、さんざん、民主党苦戦苦戦と言われていたために、鈍感になってしまっ…

ハロウィーン

今日はハロウィーン。子どもがいるおかげで、いろいろおもしろい経験ができる。 写真は、かぼちゃを自分たちでくりぬいて作ったもの。これを家の前に置いておく。置いてある家は、訪ねてもいいという表示になっている。我が家の前にも置いておくと、いろんな…

つながる

ええっと、またまた自己宣伝で恥ずかしいのだけど、編著で本を出すことになった。タイトルは「つながるー社会的紐帯と政治学」。もう本屋に出ているのかな。政治の発見 第4巻 つながる (政治の発見 第 4巻)作者: 宇野重規出版社/メーカー: 風行社発売日: 201…

そら耳アワー

Daichiが聞いて来た。「ポイズンズ・グロースって何?」。、、、poison's growth?、、、「毒の成長」? 「どこで耳にしたの?」と聞くと、「体育の時間に先生がみんなに言っていた」。んんん、、、 A-sanが気づいた。「ああ、Boys & Girlsだ!」。 ポインズ…

カレン

Daichiが地元のサッカーチームに入っている話を前に書いた。そのとき、ミヤンマー人のチームメイトがいると書いたが、どうも大きな勘違いだったようだ。彼らはミヤンマー人ではなく、カレン族の子どもたちであった。 カレン族はミヤンマーやタイに暮らす少数…

インタビュー

仕事の依頼があるとき、海外にいることを口実に断ることがある。話はそれで終わりということが多いのだが、中には、「それでも」という場合もある。 先日、某新聞社からのインタビュー依頼があったときも、「いやあ、アメリカにいるんで、、、」と言うと、「…

1968

コーネル大学のアジア図書館をうろついているうちに、小熊英二『1968』を見つけた。日本でも買ってはあるのだが、つん読のままだ。さすがに上下2巻をていねいに読む時間はないので、飛ばし飛ばしではあるが、読んでみる。 相変わらず、この本の著者は読…

図書館と松下圭一

諸般の事情で、戦後日本の政治学文献を読み直している。というか、はじめて読むものも多いのだけど、、、いかんせん、そんなつもりでアメリカに来ていないので、すべてこちらで入手しないといけない。困ったなあ、と思っていたが、調べてみるとコーネル大学…

イタリア政治哲学

パリに住んでいたころ、いろいろな人の講演会や講義によく出かけた。やれハーバーマスだ、デリダだ、テイラーだとミーハーではあるが、せっせとかよった。それに比べると、イサカにいても、あまり有名人はこないしなあ、、、なんて思っていたところ、こんな…

サッカー

Daichiが地元のサッカーチームに入った。といっても、本格的な冬が来るまでの間限定、小学生学年別チームである。それほどたいしたものではあるまい、と思ったが、Daichiは大張り切り。「どういうフォーメーションで戦うのかなあ」などと言っている。でも、…

イサカ小学校事情

とりあえず新学期の1週間が過ぎた。思ったよりDaichiはすんなりこちらの小学校になじんだようだが、今後どうだろうか。 ここまでの印象。パリの小学校が高い塀に囲まれ、中など覗けなかったのに対し、こちらの小学校は(イサカが田舎なせいかもしれないけど…

報告

外国語で報告をするのははじめてではない。世界政治学会をはじめ、何回か英語で報告をしているし、フランス語でも二回ほど報告をしたことがある。とはいえ、なんどやっても緊張する。こればかりはやはり場数だろう。まだまだ経験がたりない。 今回は事前にペ…

新学年

アメリカはレイバーデーの翌日から新学期。というか、新学年である。というわけで、我が家でもDaichiが小学校、Satoが保育園に初登校の日を迎えた。 Daichiについて言えば、一応サマースクールにも行ったことだし、最低限の準備はしたはずである。とはいえ、…

アメリカ政治学会

ワシントンから戻った。ほんとうは学会は土日まであるのだけど、Satoのnursery schoolのイベントがあるので帰ってきたのだ。それでも、なかなか充実した学会体験だった。 アメリカ政治学会というと、その規模の大きさで有名だ。よく耳にするのが、プログラム…

ワシントン

借金を抱えて海外逃亡生活をしている身としては(も、もちろん研究上のだけど)、あまりここに行った、あそこに行ったということは書きにくい(書いてるけど)。が、正直にいうと、いまワシントンに来ている。アメリカ政治学会に出席するためだ。 この3週間…

夏の終わり

まあ、いざ当日というのは、だいたいにおいてたんたんと進むものだ。子どもたちはいつもと同じように遊び、お母さん同士は残された品物の処理、僕はフランシスコのレンタカーの返却を手伝う。空港に行っても、みんないつもと変わらない。一緒に写真をとって…

おわかれ

その日がいつか来るとは知っていたが、いざその日になると実感がわかない。せっかく仲良しになったお隣の一家が明日、スペインに帰る。 わかれを惜しむように、DaichiとSatoは毎日のように出かけては、一緒にかけまわっている。この二ヶ月ほど、お隣の3人の…

エンパイア・パスポート

僕の住んでいるのはイサカの町であるが、地理的にいえば、イサカはニューヨーク州の中西部に位置する。マンハッタンとはまったく違う田舎町であるが、イサカもまたその周辺地帯とはかなり雰囲気が異なる。政治的にいっても、ニューヨーク州はニューヨーク・…

Kindle

僕もKindleを買った。どうもこの手のものを周回遅れで購入するのが僕のパターンのようだ。 まあ、正直いって、本は紙で読みたいと思っていた。何も電子機器で読むことはない。Kindleに続いてIPadが売り出され、どちらが優れているかという議論もあったようだ…

アメリカ連邦最高裁

僕がアメリカに来てからはや二ヶ月以上が過ぎたわけだが、この間の時事ネタで一番面白かったのは、アメリカ連邦最高裁の新裁判官人事である。オバマ大統領が指名したエレナ・ケーガンが、さんざん共和党のいやがらせ(厳しい審査?)を経て、ようやく承認さ…

チャールズ

コーネルの語学研修では、若い友人をたくさん作れてよかったが、教師陣にもなかなか面白い人が多かった。 そのうちの一人にチャールズという、おそらくは50代と思われる人物がいる。今回の教師陣のなかではもっとも地味な人物であり、その独特な高踏的ユー…

Satoも社交

お隣のスペイン人一家のことは前にも書いた。お父さんのフランシスコがビジティング・スカラーであり、このご一家の末のお嬢さん(カルメンちゃんという)とDaichiが大の仲良しであることから、家族ぐるみで親しくさせてもらっている。ちなみにカルメンちゃ…