2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧

スポーツ・ジャーナリズム

日本のプロ野球チームもキャンプが終わり、オープン戦の時期になった。僕がとあるチームのファンであることは、ここでも何度も触れてきた通りであるが、このチームのキャンプについて、ここ数年キャンプ地在住のファンの方が、実に詳しいレポートをホームペ…

80年代

行き帰りの電車は大切な読書時間だが、今日の帰り道には、昼間の英文雑誌の編集委員会で話題になった原宏之さんの『バブル文化論 <ポスト戦後>としての一九八〇年代』(慶應義塾大学出版会)を読んで帰る。 原さんは1969年生まれというから、まあ、僕とほ…

このアイディアはいけるか?

『硫黄島からの手紙』はオスカー、だめだったのか。前にノーベル文学賞の発表直前に村上春樹のことを書いたときもだめだったし。まあ、どちらも元々難しかったのかもしれない。 ちなみに、フランスにいる間に、ある本を読んでいて、「ひらめいた!」と思った…

『硫黄島からの手紙』

パリでのある晩。7時過ぎにホテルに戻り、なんだか手持ちぶさたになってしまった。そこでふらふらと近所の映画館へ。ちょうどその日がクリント・イーストウッドの『硫黄島からの手紙』が封切りだった。日本にいたらたぶん見なかったであろうこの作品、フラ…

なじみの場所

無事帰国。世界のどこかに自分のなじみのある場所があるというのはいい感じだ。急に行っても、町も知っているし、人も知っている。行って眺める本屋の棚も、ふらりとでかける町の定食屋も、会って話す人も、すべて昨日までと同じ、という感じ。そういう場所…

コレージュ・ド・フランス

昨日はピエール・ロザンバロンの講義に出席。僕がフランスにいた頃はわりと身近な存在に感じていたが、今ではコレージュ・ド・フランスの教授である。が、あのきまじめな話しっぷりは変わらない。 それにしても大教室がいっぱいである。なかなかの人気だ。し…

パリの食事

日頃の運動不足解消とばかりにひたすらパリ市内を歩き回る。会うべき人にも会え、まずは文句なし。しかしパリの問題は一人で食べるところがないこと。面倒くさくなって、昨日の晩は中華のテイクアウトを買ってホテルで一人で食べた。わびしいこときわまりな…

無事到着

とりあえず無事に到着。昔住んでいた場所からほど近いところに宿をとる。なんだか懐かしくなって、あちこち歩き回ってしまった。

明日から出張

実は明日から海外出張である。フランスに行くのであるが、しかし、出発前にやるべきことが終わらない。採点は、明日締め切りの分まではなんとか終えた。が、だいぶ待たせていて、イエローカードをもらっている某原稿の校正が終わらない。これはある研究会で…

ドラえもん

横浜のみなとみらいでドラえもんのスタンプラリーをやると聞きつけ、さっそく出かけることにした(新しい映画のキャンペーンらしい)。 が、問題は、「みなとみらい号」という特別列車が出ることになり、とくに白金高輪〜武蔵小山間で乗車するとドラえもんグ…

コラム

某新聞に断続的に書いてきたコラムの最終回原稿を提出する。「何かネタがないかな〜」と考えていたのだが、結局、例の職場の共同研究の話を書いた。なんだか宣伝くさいが、この話を書いてよいという条件で仕事を引き受けたのだ。最終回だし、まあ、大目に見…

耐震強度

衝撃的な事実が判明した。 僕の研究室がある建物、なんと耐震強度が0.3であることがわかった。震度6の地震が来たとしても持ちこたえられる強度を1とすれば、その3割しか強度がない。まあ、そんな大地震がいつくるかはわからないが、明日来ないとも限らない…

採点

ひねもす試験の採点。しかし、やってもやっても答案が減らない。いったいどれだけ時間がかかるやら。 しかしこの手の採点というのは、20〜30枚目までは試行錯誤の連続であり、何度も点数をつけ直すのだが、50枚あたりを過ぎると採点基準も固まり、だいぶ自動…

パースペクティブと普遍的なるものの経験

職場の同僚で今春で定年退職されるH先生の研究会。日本政治思想史の大家であるH先生が、自らの研究歴を振り返って総括する試みであり、面白かった。ある研究者が自分の過去の研究を、自分の生きた時代の変化ととともに語るとき、ある種のパースペクティブを…

大阪日帰りの旅

昨日は結婚式に出るため、日帰りで大阪に出かける。早朝に家を出て新幹線に。ところがこの新幹線、車両の不調で交換になり、ただでさえタイトなスケジュールがますますぎりぎりになる。しかも、大阪駅前の某豪華ホテル、どこにあるのかさっぱりわからない。…

プラネタリウム

Daichiとプラネタリウムに行く。毎週、毎週、いろいろなところに行くなと思うだろうが、これは親の事情である。正直言って、毎週同じ場所だと、親がつまらないのである。少しでも面白いところはないかな、と日々情報収集に怠りない(もっと収集すべき情報は…

中世哲学

今日は家にこもって試験の採点。思想系の出題であり、しかも大問二つ。400名以上の受験者となると、採点はかなり大変だ。 合間に読んだのが山内志朗さんの『天使の記号学』(岩波書店)。この山内さん、昔『普遍論争』という本を読んだ。中世ヨーロッパ思想…

決意

僕は、広い意味での事務仕事一般に深い深い苦手意識を持っているのだが、なぜ僕はかくもこの手の仕事が苦手なのか、少し考えてみた。結論としては、要するに気が弱いのではなかろうか。メールを書くなり、電話をしたりして、さっさと人に相談し、話を進めれ…

「忙しい」

3月号の『論座』を読んでいたら、森千香子さんという方の「『倒れる』人たちと『忙しい』人たち」という文章を見つけた。なぜ駅伝の選手はたすきを渡したあと倒れ込む人が多いのかという話題から、現在、なぜ人は互いに顔を合わせるたびに「忙しい、忙しい」…

宋詩とサイード

なんとなく気分が鬱屈。そんなときには、と、往き道の電車の中では吉川幸次郎『宋詩概説』(岩波文庫)を読む。「宋人の詩を通観して、まず感ぜられるのは、悲哀の詩が少ないことである。あるいは悲哀を歌っても、なにがしかの希望を残す。絶望ではない。宋…

まあいいや

いろいろやらないといけないのだが、ひっきりなしに電話やメールが飛び込んでくる。対応しているうちに時間ばかりが過ぎていく。 ぐったりしてDaichiを迎えに行く。それでも、夕暮れ時に、二人でバスを待ちながらベンチにすわってぼんやり風景を眺めていると…

どういうことか

柳沢厚労大臣の発言が問題になっているが、久間防衛大臣の発言の方はどうなったのだろうか。イラク開戦時のブッシュ大統領の判断を「間違っていた」とする発言は、対イラク戦争の正当性を否定し、その戦争においてアメリカに追随した日本の行動の正当性を否…

現代隊長像

毎度のウルトラマンねたで恐縮だが、今日もDaichiと野球に出かけ、帰りがけに太巻き(コンビニの前の特設スタンドで売っていた。だんだんバレンタインに似てきた)を買い、DVDを借りて帰った。 ウルトラセブンのナレーションを聞いていて驚いたのだが、あの…

共同研究

今日はいろいろ予定が重なり二重ブッキング、三重ブッキングで、いろいろな方面にご迷惑をおかけした。すいません、自分でもちょっと冷や汗かきました。 メインは研究会報告。自分が中心になってまとめていかないといけない研究会で、今後の指針を示すという…

公式行事

職場の公式行事に出席。うちの職場は設立60周年なのだそうである。還暦かあ。まあ、それだけ長く続いたことは、慶ぶべきことなのか。 記念講演会では、現在進行中の研究プロジェクトの中間報告の他、設立以来のこの組織の歴史を知るI先生の講演。そうか、…