2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

話を聞く

島にいるとき、何度かタクシーにのった。なんとなく、運転手さんと話をする。島を出て行った若者たちはどこに行くのか、戻ってくる人たちはどれくらいいるのか、戻ってきた人たちの暮らしは、、、 車を降りてから、側で話を聞いていたA-sanが言った。「昔は…

日常復帰

島から帰ってきた。出かけるまでは、一日も休みのない日々が続き、「き〜」と言っていたのがうそのように、すっかり時間感覚がのんびりしてしまった。 何より、僕もネット中毒の一種で、一日中なんだかんだネットを見ていたのが、ここ数日はほとんどコンピュ…

島のトレーニング

まだ島にいる。こちらは天気がよく、毎日太陽光線が厳しい。DaichiもSatoも、あっという間に真っ黒になってしまった。 Satoはまだ新生児なので、あまり直射日光にさらしても、とおっかなびっくりだったが、意外に丈夫である。何度か顔が真っ赤になったが、平…

島の一日

とある島に来ている。出張の続いた七月だが、今回は家族づれである。 ということで、ふだん不義理をしている分、フォローをしないと。とくにSatoには、最近笑いかけてもらえない。何とかしないと。 それでも、一日たっぷり顔をあわせ、ようやくしっくりして…

若手研究会

とある研究会。参加者はすべて僕より年下。といっても、みなさん大学院生以上であり、独立した研究者である。いつも話を聞いていて、う〜むなるほど、と勉強になることが多い。 今日の報告は平等と責任に関するものと、現代政治理論の方法論をめぐるもの。ど…

ソースかつどんと路面電車

今日も朝から県庁や議会にあいあさつまわり。今回の僕らのプロジェクトには、福井の出身者が何人かいるのだが、そのうちのお一人の実家がおそばやさんという。それでは、ということででかけて、ソースかつどんとおろしそばのセットという、これ以上ない「福…

地方政治

福井に来ている。イベントをやると同時に、これからの福井での本格的な地域調査を前に、関係各方面にご挨拶をさせていただくのが趣旨である。 釜石調査では僕は地域文化班というところに属していたのだが、今回は政治班である。政治学者なのだからある意味、…

テレビ

今日、出席した会議に、テレビの取材が入った。凡人である僕は、カメラを向けられると、どうにも落ち着かなくなる。は〜つかれた。 僕とテレビの関係。学生の頃、とある討論番組に出席した。役割意識の強い僕は、何だかひどく「優等生」の役割を演じてしまっ…

気候のせいもあって、体調がいまいちである。しかも今朝は不幸なことに、さほど近いとは言いがたい退避先の研究室と本来の職場の建物との間を、小雨がふり湿度が高いなか、午前中だけで3往復もしてしまった。ぐったりして、よほど不機嫌な顔をしていたのだ…

ポケモン

夏休み突入(Daichiは)ということで、封切りされたばかりのポケモンの新作映画を見に行く。Daichiはおおいに張り切っており、いやとは言えない。 最初に行った映画館は場外まで長蛇の列。まあ、夏休み開始直後で、映画も封切り直後だからしかたないよなあと…

某企画編集会議

某出版社の企画シリーズの編集会議。同種の企画が多く、執筆者がかなりの程度重なっている印象は否めない。今日も行ってみると、デジャビュな顔ぶれが、、、 それでも、自分が担当する巻には、編者の先生の個性が出て、実際の現場の運動家の方が多い。その意…

夏休み

Daichiの学校は今日でおしまい。明日から夏休みである。1年生ということで、毎日が新しい経験。たいへんだったけど、ともかくご苦労さん。 でも、なんだか、自分の頃と比べて違っている気がする。夏休み前の最終日ということであれば、とうぜん、通知表がも…

研究室

ようやく耐震補強工事が終わった。まずは図書の搬入ということで、研究室の引っ越しは9月頭になりそうだが、まあ、ともかく終わって何よりである。 さっそく自分の研究室をのぞいてみる。おっ、最上階ということで、窓にでっかい補強用のX鋼が入っていない…

ドラッカー

ピーター・ドラッカーにちょっと興味を持っている。どうもドラッカーというと、「経営の神様」とかいって一部に持ち上げる人がいる。『経済人の終わり』や『ネクスト・ソサイエティ』などを読んでなかなか面白いとは思ったのだが、どうもここまで食わず嫌い…

打ち上げ

職場の共同研究の打ち上げ。この共同研究、何かという打ち上げで、A-sanからは「打ち上げの好きな研究ね」と言われたが、今度はほんとうに打ち上げということになりそうだ。 4巻本の最終巻も今月23日に発売となる。1〜3巻とよく売れているようなので、…

Daichiスポーツ

なぜか知らないけど、Daichiは毎日、自分で新聞記事を書くのがブームである。タイトルをつけろというので、白い紙に「Daichiスポーツ」と書いてあげると、喜んで、そこにひたすら文章を書き込んでいる(←親が日頃何を読んでいるのか、ここからわかる)。 ち…

地方政治

僕はフランス政治が専門だが、日本の地方政治についても、日々興味が増している。釜石や福井などで、地域の政治のことを見聞きしているのが、大きなきっかけになっていることは間違いない。 おもしろいと思うのは、やはり、国政が議院内閣制なのに、地方自治…

すごい2冊

今日、書店に行って、しみじみ感心した本2冊。1冊目は、だいぶ前から予告の出ていたあの本である。 1968〈上〉若者たちの叛乱とその背景作者: 小熊英二出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2009/07/01メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 129回この商品を含む…

目が離せない!

もう9ヶ月になるのに、Satoはあまりハイハイが上手ではない。寝返りもだいぶぶきっちょで、大丈夫かな、と思っていた。 が、ここのところ、急に目覚めたのか、突如として、ガバッと前に進むようになった。目標物を見つけると、それに向けてばく進する。 と…

内田百けん

忙しくなるにつれ、よけいな本を読みたくなる。期末末試験前の高校生時代から変わらない。最近、手を出したのが内田百けんである(けんの字を書いたら、全文文字化けしてしまったので、ひらがなにする)。 漱石の弟子で、ユーモア・エッセイの達人。黒澤明の…

最終回

昨日は某市民大学の講義の最終回。職場の共同研究について何か話せ、というリクエストが多かったので、予定を変更して、希望学から見た政治思想と題して話す。 話してみると、これはこれで、なんだか最終回にふさわしい話である気がしてきた。この講義、なん…

アンケート

今朝は6時前に起きる。そっと、寝床を抜け出す。ふだんは、となりに寝ているDaichiが起きてしまうことが多いのだが、今日は大丈夫そうだ。その間に、いろいろ予習にあけくれる。 あとで、A-sanに聞いた話。実は、やはりDaichiは起きてしまったようだ。それ…

遠野物語

昨日の釜石からの帰り、遠野によった。わずか数十分だが、これまで立ち寄りたい、立ち寄りたいと思っていただけに、ちょっとうれしかった。 考えてみれば、遠野の町が有名になったのは、柳田国男の『遠野物語』のおかげであろう。しかしながら、はたしてどれ…

再度、釜石へ

釜石へ出かける。これで二月連続である。至るところで出会う人に、「お久しぶりです、、、いや、あまり久しぶりじゃないですね」というような会話をする。 今回の目的は、僕が参加しているとある研究会のメンバーを釜石におつれすること。職場の共同研究に関…

広報誌

職場の共同研究の4巻本の最後の1冊が、ついに校了である(僕はこの4冊本のうち、1巻と4巻の編者になっている)。印刷所に送られ、あとは本屋に並ぶのを待つだけである。 考えてみると、4冊本をひと月おきに出し続けるというのは、尋常ではない。本1冊…