2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

日本研究

京都へ。今月、3回目の京都である。いやはや、なんだかすごい近所に思えてきた。 研究会ののスピーカーのお一人は、あのロナルド・ドーアさん。昔から本は読んできたが、ご本人にお会いするのははじめてである。 テーマは日本の労働運動史。うむむ、迫力が…

編著

昨日は、日曜日だというのに、某シリーズの編集会議。このシリーズで、僕は一冊の本の編集を担当する。実は一人で一冊の本の編者となるのはじめてだ。 編者というのは、かってに本の企画を立てるだけなら、けっこう楽しい。あのテーマにこの人、こっちは、、…

もういくつ寝ると小学生

夜、Daichiと寝床で話す。いいか、明日と明後日で、長年かよった保育園もおしまいなんだぞ。わかるか、これはすごいことなんだぞ。 な〜んて、言ったところで、Daichiは平気な顔をしている。ま、それはそれでいいけど。でも珍しくちょっと感傷的に、「またい…

断らないで

おお、職場の共同研究の成果本、すでにアマゾンに予告がのっている。予約注文もあるという。ありがたいなあ。 今年、何冊か編著というかたちで本を出す。この本もその一冊だが、それとは別に、いまちょうど企画段階の本が一冊ある。 ああ、人に頼むって難し…

断ってはみたものの

勝間さんの『断る力』を読んだおかげというわけでもないが、ここのところ立て続けに数件のお誘いを断ってしまった。できることなら引き受けてみたい話もあったので、内心忸怩たるものがあるが、まあ、仕方がない。 それにしても、やはり、断るのは引き受ける…

オープン戦

というわけでWBCは日本の2連覇ということで、たいへん結構である。が、なんというか、ま、日本代表に選手を一人も出していない某チームのファンとしては、若干微妙なところもある。 だいたい、この某チーム、前のオリンピックのときは、全チームのうち、もっ…

AJ

AJが復刊するという。とりあえずは1号限りということだが、う〜む。ともかく、そこに原稿を書くことになった。 前半は職場の某プロジェクト、後半は参加している科研グループの話を書いた。どちらもいささか、他人のふんどしで相撲をとっている気がしなくも…

旧友

われながら情がうすいと思うのだが、小中学校の頃の友人で、いまだに連絡をとっている人は皆無である。その頃住んでいた家も処分してしまったので、もはや完全に縁が切れたと思っていた。 ところが、あるとき某新聞に雑文を寄稿した際、同じ頁のイラストを描…

卒園式

今日はDaichiの卒園式である。幼稚園ならいざ知らず、保育園でもしっかり卒園式があるというのはすごいなあ、と思いつつ、張り切って出かける。 いや、ほんとうに本格的である。一人ひとり前によばれて、卒園証をもらう。おお、Daichiもなかなか大きな声で、…

ガールフレンドがやってきた!

Yちゃんは、Daichiの保育園のクラスメート、4月から進学する小学校も一緒である。 今日は昼頃から、A-san、SatoとDaichiの3人で、Yちゃんのうちに出かける。お母さん同士で話している間、DaichiとYちゃんはお庭でずっと遊んでいたという。女の子と話すのは…

3月

3月というのはお別れの季節である。大学も例外ではなく、毎年、多くの人が大学という場から去っていく。僕のいる職場は研究所なので、学生さんはいないが、それでも毎年少なからぬ人の出入りがある。 大学の教授会というのは、意外と構成員が変化するもので…

丸山眞男再び

田中久文『丸山眞男を読み直す』(講談社選書メチエ)を読む。これだけ丸山本が世にあふれるなか、新しい丸山論を書くのは当分難しいのではないか、と思っていたのだが、この本はなかなかに本格派である。 一つの特徴は、著者が長らく京都学派を研究してきた…

理論家

僕が「この人はすごい」と思う理論家に共通する特徴がある。個別の指摘にはハッとさせられる。でも、そのような指摘をつないで全体像を描こうとすると、どうもよくわからなくなる。 周りの人は、何とかその全体像を捉えるべく、あれこれ網をかけて理解しよう…

ドラえもん、散歩、その他

出張が続き、家庭内で肩身が狭い。ということで、今日はまず、Daichiを前から約束していた、ドラえもん映画『新・宇宙開拓史』につれていく。 この映画リメイクなのだけど、僕も子どもの頃、オリジナルを見たことを思い出す。年月を隔て、親子で同じ映画を見…

新幹線の旅

京都の研究会に出かける。このところ、大阪までなら日帰り、という感覚である。といっても、新横浜から新幹線にのって京都まで約2時間。往復4時間だと、なんだか一日のかなりの部分を新幹線の中で過ごしている気がする。それも、1週間に2度となると、、、…

ブルートレイン

僕はてっちゃんではないが、やはりブルートレインにはあこがれがある。小学生のころだろうか、ブルートレインのブームがあった。時刻表をながめ、うっとりと夢想したことを思い出す。 幸い、「さくら」と「あさかぜ」に一回ずつ乗った。が、以後、すっかり縁…

Daichiが最近、俄然読書欲に目覚めたようである。今まで買ってあげても、あまり熱心に読んでこなかった本でも、片っ端から読んでいく。よし、せっかくの機会だから、いろいろ読ませてみよう。 まあ、男の子にありがちなパターンかもしれないけど、データベー…

憲法

久しぶりの関西出張。今年になって、しばらく出張がなかったが(福井に一度行ったくらいかな?)、今月は三度の出張、しかも今週中に二度、関西行きがある。 往復の新幹線で、ジェームズ三木の『憲法はまだか』(角川文庫)を読む。NHKの番組を元に書かれた…

断る力

勝間和代さんという人がいる。たくさんの本を書いている人だが、最近は表紙にでっかく顔写真が出ているのもある。ちょっとコワイ。 それはともかく、今日、そんな彼女の本の一冊に目がとまった。『断る力』。なんと力強いタイトルだろう。 あまりにインパク…

書評

今日も書評を一本書いた。依頼ものであり、自分で選んだ本ではないのだが、読み進めながら、自分とはかなり政治的価値観を異にする本であることに気づく。 とはいえ、本としては、なかなか面白い。ということで、書評の書き方に工夫を要することになった。 …

朝が勝負

前にも同じことを書いた気もするが(ああ、いかん、老化だ)、最近、夜の踏ん張りがきかなくなった。夕食後、DaichiやSatoが寝静まってから、「さあ、もう一踏ん張り」と思っても、どうもだめである。 読書や、各種の下準備までは、まだなんとかなる。でも、…

佐野眞一

ノンフィクション作家の佐野眞一の本を久しぶりに読んだ。前にも、正力松太郎を描いた『巨怪伝』や、宮本常一を主人公とする『旅する巨人』などを読み印象的だったが、最近はすっかりご無沙汰であった。東電OLものにはあまり食指が動かなかったし、石原慎…

責任

A-sanとDaichiで、「責任とは何か」について議論したという。 A-sanがDaichiに「責任って、何かわかる?」と聞いたところ、「知ってるよ」と答えたという。「責任とるんでしょ」。 さらに「Daichiも大きくなったんだから、自分のしたことには責任を持たない…

緊張した

いや、それにしても緊張した。世の中すべては場数で、人前でしゃべる機会が多くなると、うまいへたは別に、それなりに緊張しなくなるものだ。ところが、今日は久しぶりに、とても緊張した。 一つには、これが4年かけてやった仕事の集大成だ、という意識があ…

聞き書き

僕は元来思想史の研究者なので、研究対象はもっぱら歴史上の存在である。とうぜん、生きている人間を対象に研究を行うことはほとんどない。 しかしながら、職場の共同研究においては、そうも言ってられない。幸い、聞き取り調査のプロがたくさんいるので、突…

困った

機械に弱いというのも、困ったものだ。それも僕の場合、実に程度が低い。コンピュータでちょっとでもトラブルがおこると、頭に血が上り、「イイカゲンニシロヨナ」と機械を相手に怒りだす羽目になる。 今日も、朝から機械相手に怒りまくる。悪いことに僕はマ…

人体のひみつ

けっこう評判だった「人体のひみつ」展が、今日で最終日という。最近、人間のからだはどういう仕組みになっているか、Daichiと話し合うことが多かったので、出かけてみる。 う〜む、かなりの人気で、入場券売り場はかなりの列になる。ようやく入った会場も、…