2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

参院選についてのメモ

今度の選挙結果についてのメモ。よく見かけるコメントから: 1)今回の参院選の結果は、民主党への積極的支持というより、安倍自民党政権への批判の結果。 ただし批判の射程の理解については分かれる ー安倍政権の基本政策は支持されたが、年金問題、閣僚ス…

選挙

昨日は参院選。投票率が気になり、朝から空を見上げる。あいにく昼くらいからすさまじい雷雨に。「こりゃあ、どうかな〜」。午前11時くらいまでは、それでも前回の投票率をわずかに上回っていたが、午後になると下回り始める。事前の投票が多かったとはい…

場違いかな?

「鶴見和子さん一周忌の集い」に出席する。が、考えてみると、なぜ僕が鶴見さんの一周忌の企画に参加するのか、よくわからない。もちろん僕は鶴見さんと生前お会いしたことはないし、鶴見さんの本を全部読んでいるわけでもない。父親が鶴見さんと親しかった…

68年の世代

昔、フランスにいるとき、「そういうもんか」と思ったことのうちに、「68年の世代」(日本で言えば、全共闘世代が近いが、微妙に違う)の持つ意味がある。 強く印象に残っているのは「アリアンセ・フランセーズ」の女の先生である。ふだんは、いかに語学学…

日本のコンスティテューション

飯尾潤『日本の統治構造』(中公新書)を読む。これまでの飯尾さんの著作とは違い、具体的な政治過程や政策論議ではなく、むしろ日本の政治システムを骨太に概観している。近年日本の首相の大統領化が語られることも多いが、この本は個別的な側面ではなく、…

どうにかしてくれ

世間は今晩はサッカーなのだろうけど、我が家は相変わらず野球である。しかし、あいにく、ひいきチームは連日連夜無惨な試合を展開し、我が家の空気がよくないこと、きわまりない。 一番熱心に野球観戦しているのはDaichiである。どうしちゃったんだろ、この…

またも国際シンポ

またまた国際シンポである。まあ、僕もいくつか国際シンポの企画・運営に携わってきたが、やっぱりたいへんだなあ、という思いは変わらない。できれば、あまり関係せず、どうしてもという場合も、できるだけ運営側にはまわりたくないというのが本音である。 …

ワークショップ

職場で、高校の先生方を対象とする「社会科学を語る夏のワークショップ」という企画を予定している。研究所の研究成果を社会に還元すべく計画されたものであるが、いわゆる公開講座とはひと味違うものを目指している。それに、高校生を対象とする出前授業は…

昔からの友人

学生時代の友人を家に呼ぶ。フランス時代はしょっちゅう人を呼んでいたのだが、日本だとどうも感覚が違う。友達とだらだら話をするなら、外食するより家が一番、という感覚がフランスでは当たり前だったが、日本では、なんだか人をお呼びして、という感覚に…

青木保

前にも書いたような気がするが、僕が大学院に入った頃、つまり90年代のはじめだが、強い影響を受けたのはやはり柄谷行人であった。『探究』をはじめとする彼の著作にあこがれ、彼の言葉づかいをまねた(今回の本でも、「トクヴィルの可能性の中心」なんて…

疲れたあ

本日、人に会う、研究会などの用事で、四谷、東京駅、本郷、早稲田の各地を転々とする。いやあ、東京も結構広いや。知的には稔りも多かったが、肉体的には疲れたあ。

びっくらこいた

昨日の夕方、ちょっと時間が空いたので、職場の一階へふらふらと新聞を読みに行く。お、読売新聞が参院選について、詳細な情勢分析をしている。ちなみに僕はこの手の選挙区ごとの情報が好きなので(純粋に野次馬的関心で)、じっくり読むことにする。 新聞の…

羽田空港20時40分

夕方、そろそろ帰ろうかな、と思っていたところに電話。自分の父親からである。「これから飛行機乗るけど、もしよかったら飯食おう」という。今、どこと聞くと、山陰地方のI空港。おやおや、こちらも話しておくことがあったので好都合、羽田空港で落ち合う…

にわか勉強

長期的展望のもとに勉強を進めていかなければならないと思いつつ、目の前のことでにわか勉強にあけくれる。そんな中、たいへん勉強になったのが、この二冊。変化する社会の不平等―少子高齢化にひそむ格差作者: 白波瀬佐和子出版社/メーカー: 東京大学出版会…

千葉マリンスタジアム

この三連休、Daichiはしきりと野球を見に行きたいという。とはいえ、最初の二日は台風でそれどころではない。今日、三日目、ようやく晴れ間がのぞいた。 とはいえ、ドラゴンズの試合は関東地方ではないなあ。どうしようかと言っていると、新聞の今日のスポー…

伝統

今晩の『情熱大陸』ではアレックス・カーという人をとりあげていた。東洋文化研究家ということだが、京都の町屋や四国の山奥の家屋を再生して宿泊施設として活用したり、古美術を扱ったりしている人らしい。なんどか名前を耳にしたことがある人だが、今日ま…

研究会

マキァヴェッリの拡大的共和国―近代の必然性と「歴史解釈の政治学」作者: 厚見恵一郎出版社/メーカー: 木鐸社発売日: 2007/04メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 研究会。厚見恵一郎さんの『マキアヴェッリの拡大的共和国』を…

酔っぱらいの雑感

今晩もDaichiが寝たあとは絶好の勉強タイムのはずなのに、なんだかぼんやりとお酒を飲んで、過ごしてしてしまった。 日頃テレビを見ないと言っているくせに、だらだらとザッピングをしてしまう。サッカーを見たり松本人志を見たり。あ、「魔女の宅急便」もや…

サン=テグジュペリ、宮崎駿、パリ・コミューン

この前、講義でフランスの両大戦間の思想を話しているとき、時間があまったのでサン=テグジュペリの話をした。もちろん『星の王子さま』が中心だけど、『夜間飛行』や『人間の土地』も面白いのだ、という話をした。 人間の土地 (新潮文庫)作者: サン=テグジ…

トゥルシエかトクヴィルか

夜、Daichiと二人で中日ー横浜戦をケーブルテレビで見ていると、友達から携帯メールが届いた。「日経の夕刊で、二×清純がとりあげていたよ!」とある。さては、僕のオシム論がついに評価されたのかと、いさんで日経を見ようとしたが、考えてみると、うちは日…

ああ残念

本を出して一月になる。この間、本屋を回っては楽しませてもらった。けっこう多くの書店で平積みにしてくれ、さすがK談社、と感動したものである。 が、あいにく、僕の本を買ってくれる人とはついに一度も出会わなかった。一回だけ手にとって立ち読みをして…

自分にむいた仕事

昨日、ラジオを聞いていたら、養老孟司がコマーシャルでしゃべっていた。若い女の子が「どうしたら、私にむいた仕事を見つけられますか?」と聞くと、一言の下「それは、そもそも考え方が間違っている」と断じる養老。 「そもそも仕事について、社会の方に需…

家族三人

親子三人とも、なんとなく疲れた日曜日。三人でよたよたと家を掃除し、三人でよたよた外出した。よたよたと三人で帰ってきて、「明日は月曜日だなあー」と三人そろってブルーになるのであった。

フランス語・フランス文化の将来

午前中、Daichiの運動会に出席した後、某会館でのシンポジウムに向かう。 プレゼン自体はとくに問題なく終了。ただ、それからが結構たいへんだった。さながら、フランス組総決起集会。フランス語・フランス文化の重要性を説いてやまない、熱き人々の発言がフ…

フランス語

明日、僕は日×会館というところで、「英語だけでいいのか?」というシンポジウムで話すことになっている。いや、はっきり言って、「英語すら大丈夫か?」な僕としては、なぜ、こんなところに行って、フランス語のために一席ぶたなければならないのか、かなり…

トクヴィルは理論家か

教養課程のプログラムに全学自主ゼミナールというのがあり、そこでトクヴィルを取り上げて演習をするので、ということで呼ばれた。聞くところによると『アメリカのデモクラシー』第一巻をすでに全員で読み、僕の本も課題図書にしてくれているという。これは…

雑誌原稿

先日、今月もいくつかの原稿をかかえて四苦八苦していると書いたが、なんとかその最後の一本を書き終えた。これ以外についてはなんとか締め切りを守ることができたのだが、この一本は大幅に遅れての提出となった。関係者のみなさまに深く深くお詫びしたい(…

報告1

考えてみると、今週は三回も報告をしなければならない。が、こうなってくると、だんだん感覚が麻痺してきて、すべて出たとこ勝負になる。 とはいえ、小心な僕は、まったくのアドリブをするほどは勇気がないので、直前の1〜2時間の準備が勝負である。今日は…

雨の月曜日

雨の月曜日。非常勤先から自分の勤務校へと向かう途中で、ふたたび池袋のリブロによる(Yさんと会う。本屋で知人と会うと、なんだか恥ずかしい)。 入り口脇の棚にまだ本が積まれていることを確認(←しつこい)、今度は3階の人文社会のコーナーへ。お、こ…

『明日の記憶』

明日の記憶 [DVD]出版社/メーカー: 東映発売日: 2006/10/21メディア: DVD購入: 2人 クリック: 74回この商品を含むブログ (167件) を見る 先日、俳優の渡辺謙の本『Who am I?』を読んだ。彼が原作を読んでどうしても映画化したいと思い、プロデューサーと主演…