2010-01-01から1年間の記事一覧
こちらに来てから愛聴しているのが、地元のラジオ局であるIthaca Community Radioである。はじめはalternative jazzという番組をBGM代わりに聞いていたが、いろいろ面白い番組があることに気づいた。 まあ、もちろんローカル局だから、自前で作っている番組…
車を見ていると、ナンバープレートの飾りの部分やステッカーなどにおもしろいことを書いている人をよくみかける。 政治的なものや宗教的なものも多いが、出身大学を誇るものもある。 で、今日見て、くすっと笑ったもの。 'I am a member of the Coffee Party'
車を買った。家族でイサカに暮らすとなると、やはり自動車は不可欠である。買い物に行くにせよ、子どもを送り迎えするにせよ、車がないとどうにもならない。 問題は車をどうするかである。レンタルできれば一番いいのだが、どうも難しいらしい。多くの人が勧…
クラスメートたちは屈託がない。あるいは、少なくともそう見える。それでもビジネススクールの学費は高いし、生活費を含めると2年間でン千万円になるという。まあ、たいへんな出費である。 親が出してくれる、という場合もあるかもしれない(クラスメートに…
先日、コーネル大学の英語研修に参加していると書いたので、そこでのクラスメートについて少し書きたい。 この研修、基本的にはAcademic Writing, Academic Presentation, Pronunciationの三つのクラスからなる。日本の大学教育、大学院教育では欠けている部…
選挙の結果はともかくとして、、、今日はワールドカップの決勝戦である。ベスト8の段階での我が家の優勝予測では、僕がブラジル、A-sanがアルゼンチン、Daichiがスペイン、Satoがオランダであった(Satoは図を見せて、適当に選ばせた)。 で、結果としては…
日本は参院選の投票日。気にならないわけはないが、まあ、いかんともしがたい(投票もできないし)。 今日のNYタイムズは、久しぶりに日本政治の記事。松江で行った取材をもとに、記者が原稿を書いている。 有権者の声として、「昨年の衆院選での自民党の敗…
このところ日本からいただくメールで多いのが、こちらの気候のことである。「こっちは死にそうに蒸し暑いです」などというメールをいただくと、「いやあ、こちらは湿度が低いので、日本と比べるとすごしやすいですねえ」などと返事したいところであるが、と…
現在は、大学近くのアパートに住んでいるのだが、学年末ということで、何だか閑散としている。それでも各種のサマープログラムのおかげで、少しずつ住民も増えてきたようだ。 先日、お隣に5人家族が引っ越してきた。話してみるとスペインから来ている客員教…
今日は独立記念日である。祝日であり、至る所で花火が打ち上げられる。さきほどまでテレビで、ワシントンでの花火の様子を中継していた。ここイサカでも窓の外から花火の音が聞こえる。この日を過ぎると夏が本格的にやってくるという。 さて、今日は何をしよ…
Daichiもアメリカにだいぶ慣れてきたであろうということで、ときどきカマをかけてみる。「Daichiもこっちの生活、楽しいだろう。このまま、アメリカにいる?」。そうすると、つねに返ってくる答えは同じである。「ぜったい、やだ」。 実をいうと、Daichiと保…
案の定、TBテストの結果は陽性であった。診察にあたった女性医師には一目見るなり、「ばっちり陽性ねえ」、、、あ〜あ、即座にレントゲンコースである。これなら最初からレントゲンでも良かったなあ。 で、レントゲンの結果は連休明け(これからアメリカは独…
ここに来て問題になってきたことにTBテストがある。要するに結核に感染していないかを調べるテストであり、アメリカでは学校の入学その他で広く義務づけられている。僕もコーネルの語学研修を受けるにあたって、検査を受けるよう指示された。 しかし、このTB…
夜、家族が寝静まってから、ベットを抜け出して、しばらくの間、本を読む。できるならば、一緒に寝てしまって、早朝から仕事をすればいいとも思うのだが、何となく、この方が気が落ち着く。よくわからないけど。 その頃、日本では午前中。メールを見ると、何…
日本からの宿題をたくさん抱えている身としてはおおっぴらに言いにくいのだが、語学研修に参加することにした。大学院生やビジティング・スカラー用にコーネル大学が提供しているものだ。効果はともかく、僕はこの手のものに出るのが好きである。ちょっと楽…
日本を出発するとき、手荷物便に入れた本のセレクションは、かなり適当であった。ともかく時間がなくて、とりあえず目の前にある本を入れるという感じであった。そのときに入れた本のなかに、平凡社ライブラリーから出たばかりの丸山真男と藤田省三のセレク…
イサカの町は、フィンガーレイクと呼ばれる湖水地帯にある。フィンガーというように、指のようなかたちをした長い湖がいくつも並んでいるのだが、イサカはこのうちカユガ湖の湖尻の位置にある。先日、湖の遊覧船にのったのだが、はじめは箱根の芦ノ湖みたい…
それにつけても語学力である。とくに問題はリスニングである。 まあ、フランス留学のときもそうだったが、大学の先生などの話は聞きやすい。テレビのアナウンサーなども、相対的にはよくわかる。こちらに来てからお世話になった大学の事務関係者や不動産屋さ…
イサカに再度到着していからすでに3週間が過ぎた。多くの方から「そろそろ生活も落ち着かれた頃でしょう」というメールをいただいているが、何だかあまり「落ち着いた」感じがしない。次から次へと手続きが必要になるのと(「そんなの聞いていない!」の連…
テレビを買った。誰か売りに出さないかな、と思っていたが、あいにくタイミングが悪かった。仕方なく新品を買ったのだが、何だかけちって一番小さいのを買ってしまった。まあ、でも、これで十分見えるのだ。 何せこちらはチャンネルが多い。地元の議会中継の…
僕は事務的な手続き一般が苦手である(まあ、大好きという人の方が例外だと思うけど)。そんな僕にとって、海外に家族で出かけ、もろもろの手続きをこなすというのは、まあいわば強制的な矯正(言いにくいな)トレーニングのようなものである。 今日は、Daic…
僕は、正直いって、あまりサッカーのことにくわしくない。ワールドカップのときだけ、ちょっとだけ盛り上がるにわかファンである。 といっても、前のドイツ大会のときは、ほとんど興味をもつ前に大会が終わってしまった。やはり、何といっても記憶に残ってい…
年度末を迎えたキャンパスでは、学生さんの姿も見えなくなり、ひたすら静けさにつつまれている。 と思っていたら、今日はとつぜんキャンパスに人と車があふれている。卒業生のホームカミングデーのようだ。至るところに会場が設置され、臨時の駐車場もできる…
このことは書くか書くまいか、少し考えたのだけど、まあ、結果としてたいしたことがなかったので書いてしまおう。 今日の午後、Daichiがかよう予定の小学校に挨拶に行き、校長先生とESL(English as the second language)の先生と会ってきた。二人とも至って…
今回のアメリカ滞在では、一時滞在者の生半可な目でみたことを軽々に話さないように、と思っていた。人ははじめて訪れた場所で見たこと、経験したことを過剰に一般化して語りがちである。ついつい「文明論」までぶってしまう。しかしながら、その観察は多く…
日本を出発してから1週間がたった。日本を出る前に泥縄式に導入したスカイプを、自分の父親と、義理の両親のところにはじめて試してみる。おおっ、ちゃんと映る。文明の利器だなあ。 コンピュータを使いはじめたばかりの父は、毎日のようにメールを送ってく…
日本の首相の交代劇をアメリカから見ている。ただ、ニューヨーク・タイムズやウォールストリート・ジャーナルなどを読んでいても、報道のやる気のなさというか、熱のなさばかりを感じる。 アメリカの基地問題が原因で一つの政権が吹き飛んだのだから、そのこ…
こちらでの住居は家族用のアパートを賃貸しているのだが、まだ生活道具もそろわないということで、友人(現在、日本に来ている)宅に滞在させてもらっている。 このお宅、大学から車で来れば10分程度なのだが、あたりの雰囲気は、森に囲まれた、完全に別荘…
あんまり目の前に多くのことがあると、人間(いや、自分は)直近のことしか考えられない。とりあえず荷造りをし、とりあえず飛行機に乗り、とりあえず入国手続きを終え、とりあえず留学先に町にたどり着き、とりあえずすみかに定着する。というわけで、いま…
というわけで再び、アメリカに向けて出発する日が来た。3日前に船便を送り、昨日は別送品とスーツケースを送った。ということで、当日は身軽に出発する、、、はずがそうでもなかった。直前になって「やっぱりあれも」という思いがわきたち、結局、やっぱり…