2008-06-01から1ヶ月間の記事一覧

本の整理法

今日の朝日新聞の夕刊に、上野千鶴子の研究室の紹介が出ていた。記事によると、上野は書棚の本を著者のA、B、C順に並べているという。論文なども同じように整理しているとのこと。上野によれば、アメリカの本屋で学んだ整理法だという。 たしかに、この方…

字の練習

Daichiに字を教えることにした。読むほうは、とくに教えなくても、問題ない。日々スポーツ新聞を熟読(?)しているので、字だけは知っているのだ(分野が偏っているが、この際、しかたあるまい)。 問題は書く方だ。読むのは熱心なDaichiも、書く方にはまっ…

研究室の整理

仕事のあいまに、研究室の整理をする。今のカオスのまま引っ越しとなれば、このカオスは段ボール箱に封入され、永遠のものとなる。何とかその前に、おおよその整理はしておきたい。 僕は死ぬほど本を買うタイプではない。それに僕の研究室は、大学の他の部局…

引っ越し

研究室の引っ越しがせまっている。耐震補強工事のために、これから一年ほど仮寓生活である。その作業を考えるとうんざりするので、なるべく考えないようにしてきたけれど、そろそろ現実を直視しないといけないかもしれない。 今日、下見がてら、プレハブの転…

磯崎新

平松剛という人の『磯崎新の「都庁」』という本を読む。新都庁のコンペで競った、磯崎新とその師匠である丹下健三の相克を描いたノンフィクションである。磯崎新の「都庁」―戦後日本最大のコンペ作者: 平松剛出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/06/10メ…

羞恥心

子どもにどれだけテレビを見させるか、どれだけネットに触れさせるか、ということは、現代の親にとって、なかなか難しい問題である。うちの場合、いまのところ、あまりポリシーらしい、ポリシーはない。 Daichiはスポーツ案組をたいへん熱心に見ているほか、…

テレビロケ

うちからさほど遠くないところにテレビ局のスタジオがあるらしい。そのせいか、近所でロケをしているのをよく目にする。今晩も、うちの近所の狭い通りで、たくさんのロケスタッフがひしめいているのに遭遇した。カメラが何台も並び、照明がまぶしい。何人か…

子どもたちに遊んでもらう

Daichiをスイミングスクールへ連れて行く。この一月、ほとんどの土日に出張が入っていたので、スクールに連れて行くのは久しぶりだ。 Daichiの友達や、その兄弟たちと会うのも久しぶり。でも、心なしか、表情が硬い。やはり、友達の父親、というのは、ちょっ…

色紙

今晩、知人とある飲み屋に行った。カウンターに色紙がある。う〜ん、読んでみると、「私の人生とは、、、」とある。いやあ、なかなかたいへんなことを書く人のようだ。 「勝利のなかに魂を、、、」と続く。いやあ、ますますたいへんな人だ。ふつう、こういう…

自信喪失

語学に関して自信喪失することが二つ、続いた。まあ、元々自信がないのだから、あらためて失うものもないけど、、、 とある、アメリカ人の研究者にコンタクトをとった際のこと。なぜか、2度目か3度目の返信から、いきなりフランス語で書いてきた。こちらが…

アジアのなかの日本

宮城大蔵さんの『「海洋国家」日本の戦後史』(ちくま新書)を読む。たいへん、面白かった。「海洋国家」日本の戦後史 (ちくま新書)作者: 宮城大蔵出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/06メディア: 新書購入: 4人 クリック: 18回この商品を含むブログ (14…

団地の知人

将棋で、羽生善治さんが名人位を奪取し、永世名人になったという。まずは、めでたい。 実をいうと、僕は子どもの頃、羽生さんの近所に住んでいた。ほんの数軒先である。年齢は3歳くらい違うはずだが、とうぜん顔見知りである。彼が将棋の世界で有名になった…

向田邦子

向田邦子の『あ・うん』を読む。中年夫婦の三角関係を描いた小説である。僕はブンガク青年ではないので、三角関係とか四角関係とか、ややこしいことは、できればエンリョしたいと思っている。でも、この小説、扱っているトピックのきわどさに比べ、とても落…

『オバQ』

しばらく前に、実家を処理する際、子どもの頃に読んでいた漫画がたくさん出てきた。捨てるのはあまりにおしいので、段ボール箱二つ分ほど、持って帰る。 これをDaichiに読ませると、喜んで読んでいる。ということで、1冊、また1冊と、時々取り出してきては…

工場見学

なぜか、ビール工場見学に出かける。昔から、工場見学は大好きである。とくにお酒関係が好きで(ゴミの清掃場関係も好きである)、サントリーの山崎や、ニッカの余市などに行ったことがある。今度は、アサヒの神奈川工場である。 いやあ、しかしきれいな工場…

座談会

というわけで、座談会である(唐突な導入)。 今まで、あまり「座談会」なるものとは縁がなかった。いちど、とある雑誌から依頼があったのだが、尻込みして断ってしまった(以来、そこから話はない)。 まあ、だいたい、機転のきかない性格なので、準備して…

セゾン

Tamuraさんのブログで紹介されていた辻井喬・上野千鶴子『ポスト消費社会のゆくえ』(文春新書)を読む。まだ途中だけど、とても面白い。ポスト消費社会のゆくえ (文春新書)作者: 辻井喬,上野千鶴子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/05メディア: 新書…

宣伝

えーっ、以下、自己宣伝、自己宣伝。自己宣伝につき、その手のものが嫌いな方はどうぞ無視して下さい。 前に、8回ものの連載文章の執筆について、ここでも書いたが、その第一回目が、明日とのこと。 某経済新聞のなんとか経済学というコーナーである。おそ…

読書会

非常勤先に出かけた後、とある読書会へ。前から楽しみにしていたものである。 ここ数ヶ月、現代フランスの政治哲学を勉強したい、という声をかけていただくことが数件続いた。いずれも、僕が現在関係しているのとは別の部局の院生さんたちであり、専門も哲学…

ともかく終了

結局、体調不良にて大阪行きを断念。関係者のみなさま、申し訳ありませんでした。 これで、怒濤の一ヶ月もほぼ終了。これだけ忙しい一ヶ月は、今までの人生のなかでなかったように思う。何度か「もうだめだ〜」と思ったけど、どうにかこうにか、最後まで来た…

反省

長浜物語―町衆と黒壁の十五年作者: 出島二郎出版社/メーカー: まちづくり役場発売日: 2003/09メディア: ? クリック: 4回この商品を含むブログ (1件) を見る 昨日、N市の「まちづくり役場」で買った本を読む。まちづくりに関わる人たちの熱い思いを、一歩引…

まちおこし

F県からの帰路、まちおこしで有名なN市による。寂れかかった町の一隅の建物の保存からスタートし、やがて100の閉じた商店のシャッターを開けさせ、年間200万人を越える観光客の訪れる町にした、この道では伝説的な成功物語である。 日本各地から視察が押し…

サンクチュアリー

F県に行く。県の若い職員さんから、中堅、幹部、最後は知事さんまで、多くの方とお会いする。みなさん、県について熱く語る。短時間で地域の空気を知ることなど不可能だが(いや、どれだけ時間をかけても難しいのだが)、いろいろ考えるための手がかりをい…

生命線

あちこち、ほっつき歩いていた罰で、事務仕事と締め切りに追われている。締め切りを過ぎたお仕事二つをようやく今日提出する。5月末日締め切りがもう一件。こちらはもう少し時間がかかりそう、、、 働けど、働けど、我が暮らし楽にならざり、、、じっと手を…

聖地巡礼

昨日のお話。某国際会議を終えた後、とうぜんのことながら、足はそこに向かった。 そこは地下鉄の駅のそばにある。が、駅周辺にはなぜか異様に若い女性ばかり。しかも、そこに近づくにつれ、女性たちの数は増えるばかり。最後は押し合いへしあいになる。ただ…

構成主義

名古屋から帰る。さすがに疲れたなあ。でも、今週も福井と大阪の出張がある、、、 今回の出張の成果は、「構成主義」というのがいったい何なのか、ということがわかったこと。この言葉はしょっちょう耳にするけど、はたして政治学において、どのような意味を…