2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

星野博美

先日、昔ゼミ生だったI君と再会した。その前後、メールも何通かもらった。 そのI君が昨日、再度メールを寄こして、「星野博美がいい!」と言ってきた。星野博美と言われても、ピンと来ない人もいるかもしれない。いや、僕もそうだったのだが、調べてみると…

ダブル・ヘッダー

なんだか、毎日締め切りと、校正に追われている、、、 それはともかく、今日は二つの研究会のダブルヘッダー。一つめは、職場の二次分析研究会。うちの職場では、様々な社会調査データの寄託を受け入れている。研究会は、このデータを用いた二次分析の発表会…

簡単じゃん

現在、小学館から新しい日本の通史が出ているが、しばらく前に出て話題になった講談社版の日本通史のシリーズの文庫化も進んでいる。読み比べるとなかなか面白い。 ということで、僕の枕元にはちょうど、シリーズの冒頭をかざる、網野善彦による『「日本」と…

文章作法

今日、ある人との会話のなかで、文章作法の話になった。考えてみると、このブログをはじめたのも、少しは文章が上手になれば、という願いからだった。で、4年たって、この文章かよ、というツッコミはなしということで、、、 まあ、よほどの達人でないかぎり…

ネオコン

今日の『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』に、ウィリアム・クリストルの文章がのっていた。ウィリアム・クリストルといえば、父のアービングとともに、ネオコンの代表的論者として知られている。今さら、ネオコンが何を言うのだろうか。 タイト…

教養

前に朝日新聞の『グローブ』を揶揄するようなことを書いたが、今週も読んでしまった。何々、教養?、、、苦手な方面だな。 古典に力を入れるヨーロッパの教養教育かあ、、、専門教育に劣らず、あるいはそれ以上に重要な教養教育を擁護することに、やぶさかで…

千秋楽

最近、Daichiは友達のT君の影響で、すっかり大相撲ファンである。で、千秋楽の朝青龍と白鵬の取り組みについては、白鵬優勢ということで、親子で意見が一致した。が、結果は、ご存じの通り。本割りでは負けた朝青龍が、優勝決定戦でみごとリベンジをはたし…

Daichiの社交

現在、アメリカから来ている友人の研究者カップルのお宅にご招待いただいた。家族全員で、である。 Daichiの教育について定見はないのだが、とりあえず、大人に対してもきちんと挨拶ができて、話をすることができるようになって欲しいな、と思っている。 と…

オバマを選んだアメリカの複雑さ

越智道雄という人がいる。アメリカ研究者であり、アメリカ社会論、文化論について、実に多くの著書を出している。 昔、彼の『ブッシュ家とケネディ家』という本を手にとり、読んだことがある。なかなか面白い本で、ふ〜ん、こういう人がいるんだ、と記憶した…

昨日の続き

今日、ようやく締め切りを一本クリア。とりあえず、前進である。やれやれ。 で、昨日のオバマ演説の続きだが、今日、アメリカ研究の大ベテランの先生とお話した。その際に僕が「patchwork heritage」という表現もなかなかいいですね、といったところ、その先…

オバマ就任演説

というわけでオバマである。やはり、オバマの就任演説について触れないわけにはいかないだろう。 正直言って、最初に聞いたときは、あまりピンと来なかった。2004年の民主党大会以来のオバマの演説にはほんとうにすばらしいものが多く、そういったスピー…

小中一貫

いま、毎朝Daichiを連れて行っている保育園は、けっこうな距離のところにあるのだが、小学校になると俄然近くなる。何しろ、家から歩いて2分もかからないところに公立小学校があるからだ。 ということで小学校については、とくに何も考えないでいいや、と思…

不機嫌な父親

よくないとは思っている。が、最近、思うようにことが運ばず、家でもうかぬ顔をしがちである。仕事を家に持ち込まない、という話があるが、正直なところ、持ち込みまくりである。家族に悪いなあ、と思う。 とは思っているのだが、Daichiがぐずぐずして、なか…

栗原彬

センター試験の「国語」の問題をみていると、おや、栗原彬の文章が出題されている。隠れん坊を主題とした文章であり、藤田省三の隠れん坊論を踏まえてのものである。 ただ、藤田の隠れん坊論が人類学的であるとすれば、栗原の方は、彼の管理社会論がかなり投…

『孤独のグルメ』

職場の近くの書店のカウンターには、なぜか谷口ジローの漫画がいつも置いてある。いつもは何となく眺めるだけなのだが、今日はふと思い立って『孤独のグルメ』を買う。孤独のグルメ (扶桑社文庫)作者: 久住昌之,谷口ジロー出版社/メーカー: 扶桑社発売日: 20…

日本の保守

先日、日本における保守主義と憲法改正の動きを研究するドイツ人大学院生につきあって、インタビュー調査に立ち会った。素人ながら、いろいろ話が聞けておもしろかった。 それにしても、いったい今の日本において、真に保守主義と呼ぶべき、政治運動や政治思…

文章化

今日、自分がだいぶ前に、とあるシンポジウムで話した内容を文章化したものの校正をした。いつも思うのだが、文字化してみると、僕の話はどうも文末があやしい。 主語と述語がかみあっていない文のほか、主語しかない文も少なくない。だいたいそういうのは、…

『ザ・グローブ』

朝日新聞の月曜日版には、『ザ・グローブ』なる折り込み別冊子が入っている。 『論座』が廃刊になってしまった朝日新聞であるが、国際報道を強化するということで、この『ザ・グローブ』を創刊したようだ。見た印象も、英字新聞を思わせる。 ただ、僕のまわ…

区切り

カウンターを見ると、まもなくのべ20万アクセスに達しそうだ。あと数日で、このブログをはじめて4周年になるので、ちょうど区切りのいい数字になる。 4年前の今頃、近所の本屋で「ブログとは何か」というような本を立ち読みし、その気になって、すぐその日…

体調不良

今日は京都に行く予定だったのだが、どうにも体調が悪く、結局見送りになってしまった。関係者のみなさん、どうもすいません。 発熱は一日でおさまったのだが、以後も、鼻血が出たり、じんましんが全身に出たり。どうなっちゃったんだろうか。 う〜ん、体が…

工事現場

工事現場を眺めるのが好きである。いや、自然の風景を見るのが好きであると書きたいところであるが、どうも工事現場の魅力から逃れがたい。 通勤途中で、いつもその進展を眺めている工事現場がある。先日、その建物に、巨大なドーム状の屋根がくっついた。実…

二つの報道

今日の新聞を読んでいて、フランス研究の友人二人の記事を見かけ、「おっ」と思った。 一つは、A新聞の若者論である。記者の文章は最初と最後は内田樹への言及、それ以外の大半はUさんのインタビューで構成されている。若者向けの情報は、とかくわかりやす…

第一ラウンド

新年初の、二日続けての報告である。正月明け早々、世の中甘くない。 昨日は、某シリーズ企画で、自由と平等のという二つの理念の相乗/相克を論じるという、まことに思想的な課題についてであったが、本日はポスト新自由主義の世界秩序という、実に時論的な…

ワーキング・デー

数日前、友人たちが我が家に集まった際、正月中に「仕事があるから」と言って、一人で部屋に閉じこもることは、いまどき許されるだろうか、ということが話題になった。そこにいたのはほとんどが子持ちの研究者で、男女ほぼ同数であったが、圧倒的に「ブー」…

オシム

サッカーの日本代表前監督のオシムが帰国したという。オシム・ファンであった僕としては残念でならない。 正直いって、オシムの目指したサッカーがどれだけ魅力的なものであったのか、現在の日本選手に適したものであったのかは、わからない。ただ、もう彼の…

正月

日比谷公園での話を耳にするたび、自分がこうやってアホずらして餅を食べていていいのだろうか、と思うが、毎日せっせと正月スケジュールをこなしている。 いろんな親戚と会い、友人と旧交を温め、なるほど正月は日本における共同体再確認の場であると痛感す…

元日の風景

新年である。去年の終わりに、Daichiに「初日の出、見に行くか?」と聞くと、すっかりその気になって「行く行く」という。ということで、6時半すぎに、寝ぼけて「まだ食べる〜」というDaichiに無理矢理、パジャマの上にジャンパーとズボンをはかせて、家を…