2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

8月31日

いくつになっても8月31日は宿題の日である。もっと早く着手していればと嘆くのも、子どもの頃と変わらない。それでもって、これだけ嘆いても、きっと来年の今ごろ、同じようなことを言っているのも間違いない。人間とは成長しないものだ。 それでも、あせる…

「ここには何かがある」

昨年、中央公論新社の『哲学の歴史』に一項目執筆した。で、その本は出たのだが、その後、アンケートが送られてきた。シリーズの全巻刊行を記念して、別冊を作り、その巻末に掲載するという。 で、そのアンケートはさらさらりと書いて提出してしまったので、…

アメリカ民主党大会

アメリカ民主党大会におけるヒラリー、ビル・クリントン、それからオバマのスピーチ映像を見た。まあ、あらためて言うまでもないけど、日米の政治文化の違いを感じる。 クリントンのスピーチはなかなか印象深かった。この人、いまだに人気があるんだねえ。拍…

親を見れば、、

うちの両親がいきなりやってきた。電話があり、いきなり「いまから行く」という。う〜む、唐突で計画性のない人たちだなあ。 で、やってきて、ひとしきり相談。う〜ん、唐突で計画性のない話だ。僕の親とは思えん。 けっして豪快な人ではなく、基本的には生…

秩父

秩父にて、合宿の研究会。実をいうと、秩父というのはいったいどこにある場所なのか、これまでよくわかっていなかった。西武池袋線の特急レッドアローにのって1時間ちょっと。四方を山に囲まれ、埼玉の他の地域からは切り離された別天地である。峠を越える…

反省

オリンピックが終わった。いろいろ反省やら懐古やら金勘定やら今後の展望やらあるだろうが、やはり印象的だったのは、野球と男子マラソンの惨敗かな。う〜ん、世界のなかでの日本の実力を実感するまたとない機会になってしまった。 とくに野球がねえ。日本が…

振り返る季節

この前、DaichiとDaichiの保育園の友人T君を山につれていったときのこと。その最後の日に、T君はいっちょまえにも「これで僕の夏休みも終わりだなあ」なんて言っていた。どこからセリフを学んだのか知らないけど、少年ぽいことを言うものだと感心した。 それ…

ぱっ

この夏、父親は憂鬱な顔ばかりして、結局Daichiを海につれていけなかった。罪滅ぼしということで、近所のプールに連れて行く。 Daichiはスイミングスクールにかよっているので、何もプールに連れて行かなくてもいいのだけれど、ここのところ進級がはかばかし…

もうすぐ6歳

昨日、京都からの帰り道、そのまま保育園にDaichiを迎えに行った。中から出てきたDaichiは、僕の顔を見てにやりと笑い、「パパ、久しぶりだね」。なんだか急に大人っぽくなったな。 それでも、この前、A-sanと見に行った『崖の上のポニョ』の話になると、急…

嵐山

京都にやって来る。研究会の場所は、嵐山。緑に囲まれ、清流(かどうかしらないけど)の流れる風光明媚な場所である。これほど観光地的なところで研究会をやるのははじめてだ。 とはいえ、観光に来たのではない。勉強勉強。セミナー室に閉じこもり、ひたすら…

明日は西へ

北海道から帰る。明日から京都。われながら、何やってるんだか、という気がする。 不調から立ち直れないままの北海道行きだった。「不調なんです」と会う人会う人に言ったが、へらへら言うせいか、誰もまともに受け取ってくれない。いやまあ、まともに受け取…

北海道

北海道に来る。一年ぶりかな。定期的に来ている感じで、空港を出ると自ずと足は札幌への快速列車へ。札幌の駅を出ると、いつもの定宿へと向かう。 仕事が進まなかったので憂鬱だったが、旅に出ると、なんとなく頭も切り替わる。これを機に調子が出るといいの…

四苦八苦

一週間以上ふんばったけど、結局、どうもうまく書けない。文字数的にはたくさん書いたけど、最終的には使えない。こんなに四苦八苦したのはいつ以来だろうか。 結局、出発点が悪かったのだ。最初の設定が悪いと、あとでどれだけがんばっても続かない。短い文…

花火大会

今日は久しぶりに研究室へ。その帰り道、さすがに電車もすいている。 F駅に到着するやいなや、どど〜ん。何ごとかと思うと、いきなり眼前に花火。T川沿いの高架駅であるF駅のそばで花火大会である。 サービスなのか、電車もしばしホーム高架上で停車。と、思…

はあ〜

まあ、それほど、熱心に五輪中継を見ているわけではないけど、仕事の方が絶不調なため、くら〜い気分でときどきテレビを眺める。 北島とか、すばらしいなあ、と思いつつ、どうも力を出せなかった選手、それこそ今頃くら〜い気分でいるだろう選手の方に目がい…

隣の芝生

必要があって、最近出た政治哲学関係の本、数冊をざっと目を通す。どれもなかなか力作に見えた。 人の書いた本がよく見えるときには2とおりある(その本自体が優れていることは別にして)。1つは、自分に余裕があって、人の仕事を素直に評価できるとき。も…

同時並行できない

時間がなくなってきて、二つの論文の掛け持ちをやっている。なんだ、そんなの珍しくないぞ、自分はもっと多くの論文を同時に書いているぞ、という方もおられよう。 だけど、僕はどうも駄目なのである。しかたないので、これまで、なるべく論文の優先度を判断…

成熟社会

最近、いや最近でもないか、ともかく「成熟社会」という言葉をよく耳にする。まあ、ひたすら成長を目指した青年期の社会から、より安定した熟年期の社会というような意味なのだろう。経済成長至上主義でなく、環境を含め、持続可能な社会、というようなイメ…

宗介

宮崎駿のアニメ『崖の下のポニョ』が公開中だが、主人公の少年宗介の名前は、夏目漱石の小説『門』の主人公からとったという。 ついでに言えば、漱石の宗介は崖の下に住んでいる。宮崎の方は「崖の上」というわけだ。 そこで、今日、Daichiがスイミングスク…

夏休みの宿題

夏休みの宿題に追われている。子供は8月の終わりになってから慌てるが、おじさんはもっと早くから慌てないといけない。 というわけで必死に書いているのだが、なかなか進まない。いや、関係者のみなさまがこのブログを読んでいるかもしれないので、むにゃむ…

『責任という虚構』

長野と東京を行ったり来たりの日々が続いた。で、自宅に戻ってみると、小坂井敏晶さんの『責任という虚構』(東京大学出版会)が届いていた。 小坂井さんはパリ第八大学の社会心理学の先生である。若くして日本を出て、文字通り、世界各地を転々としながら、…

視点シーズン

試験採点のシーズンである。日々、答案の山を目の前に、どうにかならないものかと考える。 なるべく採点の楽な方法、と思うのだが、妙案はない。やはり書くだけ書かせて評価するしかない。 昔、高校時代の先生が言っていた。「難問奇問の類は、たまたま出来…

三日間の不在

家族と一緒に長野の方に行ってきた。というか、家族はまだあちらに残っているが、僕だけ仕事の関係で単身戻ってきた。Daichiの友だちも一緒で、なんだかすっかりキャンプ生活だった。 ちなみに僕はMacをもっていったのだが、気づいてみると、去年買った今のM…