2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

リブロとジュンク堂

書店風雲録作者: 田口久美子出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2003/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (32件) を見る 田口久美子『書店風雲録』を読む。池袋のリブロを担った書店員たちの物語(著者はいまは隣のジュンク堂…

日韓シンポ

日韓の政治思想学会の交流プログラムに出席する。昨年のソウルでの会に続き、二年連続である。いや、しかし、去年のソウルの夜はすごかった。韓国のみなさんの歓迎は半端ではない。とことん歓待してくださり、したがって、とことん飲んで、とことん歌わなけ…

宮沢元首相死去

宮沢喜一元首相が亡くなった。数日前に彼のオーラルヒストリー本を読んだばっかりだったのでちょっと驚いた。合掌。 でも、彼のオーラルヒストリーは、竹下登元首相ほどはひどくないが、読んでいてとても面白い、というものではなかった(一番おもしろいのは…

Daichiの性格

最近、僕とA-sanが少しでも論争調に話をすると、Daichiが心配して、仲介作業をしようとする。間をとったり、「それはパパが言いすぎだよ」などと、いさめてくれる。なかなか健気なのだ。 そういえば、一人っ子だった僕も、親が一対一で割れると、キャスティ…

先月と同じ

相変わらず自分のスケジュール管理が悪いだけだが、今月も締め切りラッシュで七転八倒している。 今月は論文はない。が、問題は枚数で、一つが10000字(400字×25枚)、もう一つが8000字(400字×20枚)、さらに一本あって6000字(400字×15枚)である。これが…

旅の演歌歌手

昔、フランスにいた頃出たゼミでは、4月過ぎになるとやたらに「スペシャル・ゲスト」が登場した。前年秋にはじまったゼミもこの頃には、ネタ切れを起こしていたのだろう。次から次へと人を呼んで、なんとかしのぐ、というわけだ。 それと同じ、といっては失…

ドレフュス事件

どういうわけかフランス近現代思想史っぽい講義をしており、次回はいよいよドレフュス事件である。 しかし、この事件、ほんとうにドラマティックである。これほどわかりやすい陰謀劇はなく、悪役の悪巧み、主人公の絶体絶命、思いがけない支援の手が次々に登…

スイミングクラブ

この春からDaichiはスイミングクラブに通うことになった。大いに張り切るDaichiだが、このクラブ、毎月終わりに進級試験がある。これがDaichiにとって、けっこう難関なのである。 といっても、Daichiは一番下のクラスなので、進級要件はただ一つ、3秒間、顔…

朝日とル・モンド

新聞 資本と経営の昭和史 朝日新聞筆政・緒方竹虎の苦悩 (朝日選書824)作者: 今西光男出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/06/20メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (12件) を見る 今西光男『新聞 資本と経営の昭和史』を読む。新聞を…

バカロレア

フランスの大学入学資格試験であるバカロレアの初日は哲学である。毎年のことであるが、その出題を見ると、いろいろな意味でため息が出る。適当な訳だけど 文科系 1) すべての自覚は解放的か 2) 芸術作品は、他と同様に現実か 3) アリストテレスの『ニ…

理論派

朝からワークショップ。会場は六本木の国際文化会館。午前に報告一つ、午後は司会。面白かったけど、違う分野の専門家との異種格闘技は、やはりたいへんだった。必死に頭を使いなんとかがんばったけど、自分はやはりそれほど理論派ではないんだな、とちょっ…

どたばた

非常勤先の大学で、19世紀フランス社会思想の鍵として「社会的なるもの」の概念について話す。とくにデュルケームの自殺論と、保険と社会国家理念について説明。意外に反応がよく、そうか、こういう話でも受けるのか、とちょっと驚く。 その後、職場で二日間…

あぜ道

気持ちの良い天気。近所のZふるさと村というところに出かける。ここは、東京と神奈川の県境にある丘陵地帯で、田んぼや谷地が保存されている。田んぼにそったあぜ道を歩いていき、ひょっと脇道にそれると、あっというまにうっそうとした森になる。そこに入…

Difficile?

先日、このブログでもとりあげた原島由美子『オシムがまだ語ってないこと』で、気に入ったエピソード。 オシム監督はとりあえず英語でもインタビューに答えてくれるらしいが、オシム番である著者が、あるとき、パーティーで一人でいるアシマ夫人をみつけた。…

お岩さん

先週末に本を出して以来、本屋めぐりが日課になっている。大学の生協書籍部では、ありがたいことに、新刊本コーナーと政治の棚に平積みで本を置いてくれている。ということで、毎日のように、出かけてみるのだが、僕の見ている限り、毎日、1、2冊しか減って…

40代

というわけで、40歳になってしまった。40代ビギナーなので、どうぞよろしく、40代ベテランのみなさん(って、このブログの読者にはあまりいないだろうけど)。 40になったからといって、これまでととくに変わりがあるわけではない。ただ、今後、より責任のあ…

オシム

先日、とあるところでプロフィールを書くことになり、そこに「趣味・好きなもの」という欄があった。あまり趣味らしい趣味もなく、何を書くか困ったが、最近の父子のもっぱらの話題でもある「プロ野球、とくに中日ドラゴンズの応援」といちおう記入しておい…

『滝山コミューン』

滝山コミューン一九七四作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/05/19メディア: 単行本購入: 12人 クリック: 287回この商品を含むブログ (175件) を見る 原武史さんの『滝山コミューン 1974』を読む。日本各地で革新勢力の力が伸びていた頃の話で…

『社会』

社会 (思考のフロンティア)作者: 市野川容孝出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/10/26メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 448回この商品を含むブログ (99件) を見る 恥ずかしながら白状するが、前にこのブログでも取り上げたことのある市野川容孝さん…

鎌倉

朝から雨の日曜日。ときどき、かなりはげしく降る。にもかかわらず、今日は家族でどこかに行こう、と話していたので初志貫徹、あじさい寺で有名な鎌倉の明月院に出かける。3人で出かけるのは久しぶりだ。 一時は台風並みの土砂降り。よほど帰ろうかと思った…

たくさん人に会った

というわけで、交流会。雨がふって蒸し暑いなか、体育館のようなところに押し込まれて半日を過ごす。巨大な就職セミナーみたいな感じ。 まあ、しかし、さすがにこういうようなところに来る学生さんというのは、概してまじめであるし、意外なことにコミュニケ…

進路相談会

このところ夜が遅いので、土日くらいゆっくりしたいところだけど、そうもいかない。学生さんの団体主催の、現役学生と卒業生の交流会に出席しなければならない。一度顔を出したのが、運の尽き、今回も半日つきあわなくてはならない。 苦手なのは、将来のこと…

まあ、いわゆる、、、ハンソク

えーっと、建前を言うならば、このブログに出てくる「僕」は、仮に現実世界においてどれだけ似通った人物がいるとしても、とりあえずヴァーチャルな存在である。つまり、ウェブ上にいるだけの存在であり、現実の近似する人間とは、一応別人格である。 という…

講演

とある場所にでかけて話をする。ふだん接触のない種類の方々の前である。少々緊張したが、なんとなくそこの空気も感じられて、面白かった。たまには違う業界に顔を出し、自分の関心を話してみた上で、反応を聞くのも悪くないと思う。でも、やっぱり、緊張し…

参議院

『参議院なんかいらない』という本をぱらぱら読む。奇書である。なにしろ、いちどは「天皇」と呼ばれた参院自民党の親分と、民主党の小沢代表の「知恵袋」と、共産党の元「No.4」が一緒に本を出したというのであるから。 それも意外なことに、三人ともそれぞ…

セリーヌ・ディオン

家を整理していたら、セリーヌ・ディオンのFrench AlbumというタイトルのCDが出てきた。彼女がまだ「ケベックの歌姫」と呼ばれ、英語の歌で大活躍する前のアルバムだ。 このCD、フランスに行く前に買った物で、そのころは「フランス語の歌って、こんな感じか…

結婚式

義弟の結婚式。僕はとくに役もないので、のんきにワインを飲んでいる。 かわりにDaichiがいろいろ働いてくれた。式では、新郎新婦の先導役で、指輪を入れたかごを神父さんに届ける役目。任務遂行を目指し、ひたすらまじめな顔をして入場する。新郎新婦を置い…

とある研究会にて

とある研究会で、このブログで著作をとりあげたこともあるSさんと会う。そう、例のラスプーチンとのあだ名で知られるSさんである。実に迫力のある話しぶりであった。おまけに、僕の所属先を知り、宇野経済学についてについても、問題提起をされる。圧倒され…

計画的にやろう

5月末日締め切りの仕事をしこしこやり続ける。えっ?もう6月になった?いや、5月末日締め切りということは、実質今日までに出せばいいっていうことでしょう、当然、、、さらにいえば、すぐに土日になるわけだし、来週月曜日までに出せば御の字じゃないかなあ…