2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

授業参観

Daichiの小学校では、はや授業参観である。家から2分の学校であるし、ちょっと見に行くことにした。 それにしても、小学校というのは活気がある。昼休み、グラウンドでかけまわる小学生をみているだけで、目が回ってくる。 授業の方は、勉強というよりは、…

宇野弘蔵

僕の職場は、伝統的にはマルクス経済学の強固な牙城であり、とくに宇野弘蔵の知的影響力の大きい、宇野派の総本山的な研究機関であった。ところが、いまでは、宇野の話を耳にすることはほとんどない。せいぜいベテラン教授と飲んでいるときに、ふとしたはず…

グランド・ツアー

S市民大学での講義で、「グランド・ツアー」の話をした。ヨーロッパにおける貴族の子弟の古典教育の締めくくりとして、ローマを訪問するという、あれである。日本の修学旅行の原型みたいなものです、ちょっとスケールは違いますが、というと、聴講生のみなさ…

補助輪なしの自転車

このブログを読んでいる人にどれだけ役に立つ情報かわからないが、補助輪をはずして自転車にのる練習の仕方について。僕もいろんな人に教わって、だいぶわかってきた気がする。 まず、練習する自転車は小さい方がいい。余裕で足がつくものの方がいい。Daichi…

家族内力学

Satoが生まれて以来、それまでの一人っ子待遇から、急にお兄さん待遇に変わったDaichiには、いろいろストレスがあったと思う。それでも、最近はお兄さんというポジションにだいぶ慣れたようだ。 Satoにとって、Daichiはあこがれの存在。何をするにも「じいー…

サンデーとマガジン

大野茂『サンデーとマガジン』(光文社新書)という本を読んだが、なかなか面白かった。僕はこういう本が好きである。 少年サンデーと少年マガジン、同時に創刊された二つの週刊誌が、いかに時代のなかで変化し、ある意味、時代とともに化けていったかという…

3冊の編著

同時進行的な仕事のうち、1冊は「はしがき」を書き終え、山を越えた気がする。気合いを入れて書かなければならない文章であり、ずっとプレッシャーを感じていたが、ようやく肩の荷が下りた。 もう1冊についても明日までに作業を終えないといけない。これま…

雨音とともに

雨にぬれるのは嫌いだが、雨音を聞くのは好きである。今晩も、Daichiと一緒に枕を並べ、雨音を聞く。何だか心が落ちつく。 こんな日は、Daichiもいろいろ話してくれる。音楽室、図工室、視聴覚室、、、どうやら「学校探検」ということで、校内のいろいろな場…

自意識

自意識というのは刻一刻変化していく。前の自分にとってあたりまであったことが、しばらく立つと、恥ずかしくてならなくなる。その逆もありうる。 しばらく前に書いた自分の文章を読むことは、ある種の苦痛である。あらが目立って、気になってしょうがない。…

ある土曜日

今日は午後から研究会。せめて、ということで、午前中懸案にとりかかる。Daichiの自転車を、補助輪をはずして運転する練習を行ったのだ。 聞いてみると、同級生の男の子のかなりの割合が、すでに補助輪なしで自転車をこげるようになっている。これはやばい、…

書評委員

今年からとある新聞の書評委員をおおせつかった。これまでもアドホックな依頼はあったが、正式な書評委員ははじめてである。雑多な本を読むことが大好き、それをほめたりけなしたりするのも嫌いではない。うんざりするような仕事も多いなか、この仕事は二つ…

うちの大学のキャンパスは、日本のスタンダードからいえば、それなりに広い部類に属する。で、耐震強度補強のために退避しているいまの仮設の研究室と、教授会などが開かれる本来の職場の建物との間は、けっこうな距離がある。その間を一日に何度も往復する…

思想史

僕は思想史関係の演習をする際には、だいたい半年で古典を1冊くらいのペースで読んでいく。僕が大学院生時代にならった先生には、一言一言ていねいに読んで、半年かけてせいぜい10数頁くらいしか進まない人もいれば、毎回100頁近くアサインメントを出…

アマチュアリズム

今日の研究会のテーマは「アマチュアリズム」。日本語で「アマチュア」というと、「プロではない」という、どちらかといえば否定的なニュアンスで使われることが多い。しかしながら、「アマチュアリズム」とは、いわゆる専門馬鹿より、幅広い分野にわたって…

市民大学

S市民大学ではじめての講義をする。昨年はAカルチャーセンターで教えたが、まあ一度くらい、こういうのを引き受けてもいいだろうと思ったのだ。 会場に行くと、税務署の二階。ちょっとお役所の隅のコーナーを借りてやっているという感じである。その広くも…

Daichiの同窓会

今週末は、はやDaichiたちは同窓会である。小学校に入りたてで同窓会もへったくれもないのだが、さっそく保育園の同窓会である。 先週末、小学校入学を前に、Daichiとその仲間たちは「第八公園」に集結し、自転車、ドッチボールにいそしんだ。それがよほど楽…

これからこれから

勝間さんの『断る力』、もうちょっと前に読んでいればな、と思う。ちょっと、遅すぎた。が、いったいいつ読んでいればよかったかとなると、根が深い。少なくもと1,2年前には読んでおいた方がよかったのかもしれない。 それはともかく、自分が編者となる本…

小学校生活

Daichiは毎日、緊張した面持ちで小学校にかよっている。うれしそうな顔をして帰ってくることもあれば、疲れた顔をして帰ってくることもあるという。毎日毎日、新しい経験で、てんてこまいなのだろう。 前にも書いたかもしれないが、僕は小学校に入ったころ、…

大学院演習

今年の大学院演習はバークの『フランス革命の省察』をとりあげる。正直いって、これまでバークをなんとなく敬遠してきた。バークといえば「保守主義」という、なんとなしのレッテル張りに抵抗があったというか、、、自分でもよくわからない。まあ、僕もそろ…

一人で登校

今日ははじめてDaichiを一人で送り出す。これまで保育園には毎日送っていったわけだが、いよいよ小学生。もっとも小学校は家のすぐ近くなのだが、それでも、ついつい「大丈夫かな?」と心配になってしまう。 その後も「ちゃんと勉強しているかな?」、「友達…

入学式

今日はいよいよDaichiの入学式。天気もよく、桜も満開。きれいな格好をして、ピカピカのランドセルをしょった子どもたちが、ひょこひょこ歩いていく。 公立学校なので、式次第にはY市の市歌も入っている。明治の文豪による歌詞はなかなか気宇壮大である。 さ…

実力勝負

いろいろ子ども関係の行事が重なって、一日、外を出歩く。少しばかりお酒の入った体で、子どもたちと走り回ったり、ドッジボールをしたり、ぜえぜえな一日であった。いや、もう若くない。 しかしなあ、子どもといっても小学校一年生となると、けっこう体力が…

子供時代の記憶

小学校の同級生の結婚式に出席した。そのときの友達も何人かいて旧交を温めたのだが、お互い顔を見合わせ変わってないねえ、、、、いや25年以上の月日によってすっかり変わり果ててしまっているのだが、、、でもまあ、子供の頃を思い出す程度には変わって…

反省

今日もらったメールに「中学生にもわかるように書いて下さい」とあったので、「中学生と、近所のお母さんにわかってもらえるように書きます」と返事した。でも、近所のお母さんにわかってもらえるように書くというのが、いかに難しいことか、わかっているつ…

プレス・リリース

職場の共同研究の成果が刊行されるということで、プレス・リリースを行う。 それにしても、プレス・リリースって、何をするんだろう。はじめてなので、なんだかわくわくする。 とはいえ、いくら発表を行っても誰も来てくれなければ意味がない。どうなるかな…