2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

授業方法

教師生活も10年になる。早いものだなあと思う。教師になり立ての頃は、とりあえず若いということだけでも、学生さんに親しみをもってもらいやすかった。また、当時はシラバスも作らなければ講義でレジュメも配らない先生が多かったので、講義初回にシラバ…

非常勤講師懇親会

いろいろな大学のキャンパスを訪れるのが好きだ。ということで、新規に非常勤の話があるとついつい引き受けてしまう。今度は東京都心にある某大学の非常勤をさせていただくことになった。 夕暮れ時、はじめてキャンパスに足を踏み入れた。入ってすぐに大きな…

いかんいかん

停滞していた事務仕事と翻訳を一気に進めようとはりきってとりかかったが、ついつい他のものに目移りしてしまう。 ここのところ別に理由はないのだけれど吉田茂についてなんとなく興味を感じ、高坂正堯の『宰相吉田茂』を取り出してきて「ふ〜ん」と読んだり…

週末の徒労

恒例の週末、父子放浪の旅。今週は、Y市のZラシア。DaichiとはこれまでにもU動物園(動物よりモノレールに関心)、T動物園(動物園より、園に隣接するプラレールランドに関心)などに行ったが、再度動物園にチャレンジである。 が、やはりDaichiは、動物には…

F先生を偲ぶ会

この正月に急逝されたF先生を偲ぶ会に出席する。F先生、若い頃はかなり厳しい先生だったと聞いている。でも、僕が大学院に入って最初にご挨拶をしたときには、やさしいおじいさんという感じだった。 僕と同期のNさんで、最初にF先生にご挨拶をしたときのこと…

学会分科会企画

来年度の学会の企画委員をおおせつかっている。考えてみると、自分で好きなテーマで企画を立て、学会の権威を傘に好きな人に報告をお願いできるという意味で、これだけ贅沢な話はない。ということで、好きなようにやらせていただいている。 で、企画書を書い…

自己管理

自己管理能力の低い僕はこの時期、「試験問題が提出されていません!」、「シラバスの提出がまだです!」、といった催促を日々受けている。ひええ、ごめんなさい。ダブルブッキングもしてしまったしなあ。 来年度に引き受けた、とある非常勤については、何曜…

論文の書き方

英文雑誌の編集委員会に加わっている話については、前にも書いた。これに参加していることのメリットの一つは、なるほど英語の論文というのは、こういう風に書くのだな、ということがわかってきたことだ。いや、もちろん、この委員会に入る前から、英語の論…

納豆

で、納豆の話である。この前、テレビ番組で納豆がダイエットにいいと紹介されたとたん、スーパーの納豆売り場が空っぽになったと聞いて、ちょっと驚いた。が、今度、どうもその話がうそっぽいということになり、抗議が殺到していると聞いて、もっとびっくり…

ドイツ語

今年の大学院の演習は『ザ・フェデラリスト』を読んだ。ここ数年、英語のテキストとフランス語のテキストを交互に選んできたが、今年は英語というわけだ。 さて、来年はどうしようか、と悩んでいる。ここ数年、たまたまフランスを専攻とする院生さんが多く、…

漫画

前にも少し書いたが、僕は小さい頃、漫画少年だった。小学校が終わると、やはり漫画好きな友人の家に入り浸り、そこで漫画を読んだり描いたりしていた。ちなみに、この友人、のちには美大を出て高校の美術の先生になったと風の噂に聞いていた。 ある日、彼か…

授業の反省

先日のブログにも書いたように、1年生用の政治学入門講義のアンケートでは、けっこう手厳しいコメントが見られた。講義をやっているときの感触がよく、質問に来る人の数も多かったので、「今年は良い感じ」と思っていたので、ちょっとがっくり来た。 でもま…

不思議な一日

昨日の夜は、一日の予定を終えた後、東京駅から長距離バスにのり、関東地方周辺のとある町へ向かった。そこでの通夜に参加するためだった。 今朝は出棺に立ち会った後、焼き場は失礼して、再び長距離バスに乗り東京に戻った。午後は演習の後、コンパ。なんだ…

不幸

最近、身近なところでご不幸が続いている。戦後の西洋政治思想史研究を主導されたF先生、トクヴィル研究の第一人者であられたO先生が年末年始に相次いでお亡くなりになられた。今後も自分の研究を読んでいただきたかった両先生だけに残念でならない。 自分の…

翻訳

ずっと積み残しだった翻訳の仕事を本格化させる。ここまで締め切りを遅らせて、関係者の皆さんにはご迷惑をおかけしたが、言い訳をするならば、やはり論文と翻訳とではどうも頭の働き方が違うのだ。論文が頭をひねって何かを絞り出す作業であるとすれば、翻…

親同士の会話

Daichiが生まれた直後、地元の子育てサークルによく参加した。今日はそのときのメンバーを中心に集まって新年会。子供たち同士わいわい遊んだし、親も親でいろいろ話をして楽しかった。とくに僕にとっては、お父さん同士の話が興味深かった。 話題の一例が、…

授業アンケート

授業アンケートの季節である。正直、あまりいい記憶がない。とくに自由解答欄など、けっこう「ぐさっ」と来るコメントが多い。 例年通り多いのが、「早口すぎる」、「もっと板書をしてほしい」であり、これは反省材料。1年生向けの政治学入門の講義で多かっ…

自分の専門

午前、午後と別の会議であったが、自分の専門について否応なく考える機会となった。 僕が勤務するのは共同研究を目的とする研究機関である。メンバーはそれぞれの専門を持っているが、とうぜんのことながら、自分の専門分野にこもって、それ以外のことには口…

とりあえず完了

ついに懸案の仕事が完了。まあ、よく最後までこぎつけたものである。これでようやく次の仕事に移れる。いやはや、よかったよかった。この仕事、最初なんとなく着手し、その後そのままになり、またあるときふと思い立って再開し、また放棄し、の繰り返しであ…

復帰

正月明けの三連休もついに終了。これでようやく日常生活復帰だ。この間保育園がなかったため、Daichiと一緒に過ごす時間が増え、それはそれで楽しかったけど、やっぱりちょっと疲れた。 今日はその総仕上げというわけではないけど、逗子の海まで親子三世代で…

40歳

今年、僕は40歳になる。今日、学生時代からの友人たちと食事をしながら、「自分が40歳になるとき、こんな風になっているとは思わなかったなあ」という話をした。自分が20歳頃のとき、40歳というのは、いい意味でもそうでない意味でも、もっと落ち着いたおじ…

『<近代の超克>論』

前からやっている仕事が最終段階である。このブログでもなんどか、もうそろそろ終わる、と書いていてなんであるけど、今度こそほんとうに最終段階である。 そのかたわら、正月の惰性で、とりとめのない読書を続けている。須賀敦子については、現在河出から全…

新興住宅地と神社

僕のいま住んでいる街は、私鉄沿線の新興住宅地である。新興といっても開発をはじめたのが僕の生まれた頃だから、まあ、それなりの歴史はある。が、街の名前の付け方がいかにも新興住宅地風であり、開発が行われる前の地名は今では地区名などにかろうじて残…

家族と宗教

別にセゴレーヌ・ロワイヤルをとくに評価しているわけではないが、今日もつらつら記事を見ていると、今度の選挙キャンペーンのキーワードは、「家族、教育、企業、ヨーロッパ」だそうな。ふ〜む。 よく読んでみると、とりたてて目新しいことを言っているわけ…

須賀敦子

今日は親戚のあつまりに参加。子供たち同士仲良く遊んでくれたので、親はちょっと楽ができた。 夜BS朝日で須賀敦子についての番組を見る。ヴェネチアやトリエステの風景に、原田知世のナレーションによる須賀自身の文章が重ねられる。正直、須賀の文章を朗読…

メトロン星人

近所の神社に初詣に行った以外は、家にいる。Daichiにつきあって、すごろくをするのも、トランプをするのも、さすがにしんどくなってきた。ということで、年末に借りてきた『ウルトラマンマックス』のDVDを見せてごまかす。 このシリーズ、一緒にみている親…

哲学的正月

あけましておめでとうございます。 大晦日、元旦と、僕とA-sanのそれぞれの実家をまわる。そのたびに、最近トランプに目覚めたDaichiにつきあわされて、家族トランプ大会になる。実に疲れた。少なくとも神経衰弱については、Daichiは僕より強くなった。やれ…