Satoも社交

 お隣のスペイン人一家のことは前にも書いた。お父さんのフランシスコがビジティング・スカラーであり、このご一家の末のお嬢さん(カルメンちゃんという)とDaichiが大の仲良しであることから、家族ぐるみで親しくさせてもらっている。ちなみにカルメンちゃんとDaichiは誕生日まで一緒である。


 ところで今日書きたいのは、Satoの方。SatoもDaichiに劣らずこのご一家と親しくさせてもらっているのだが、彼の場合、自分ですたすたと庭づたいにお隣の家まで出かけていく。「あれ」と気づいたときには、隣の家にあがって、カルメンちゃんたちとなかよくソファに座って、一緒にテレビを見ている。お隣には3人のお子さんがいるが、お母さんのカルメンさん(ちょっとややこしい)も「何だか子どもが増えたみたいねえ」と笑う。


 フランシスコいわく「Satoはhyper socialで、happy personだね」。たしかにSatoは、僕の語学学校のクラスメートの女性たちにも愛想をふりまくる。台湾出身で日本語のわかるAmyに「Satoサン」と呼ばれたことをきっかけに、みんなからそう呼ばれるようになった。今日なども、家の玄関に立って、道を通りかかる彼女らに手をふっていた。


 まだ2歳にもならないのに、将来恐るべし。