2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

柄谷行人と見田宗介

で、岩波新書の話である。何が、「で」なのかよくわからないけど。 新しい岩波新書のうち、僕が最初に手を出したのは、やはり柄谷行人『世界共和国へ』と見田宗介『社会学入門』であった。これも、何で「やはり」なのか、わからないけど、僕なりには理由があ…

大学の今昔

僕が学生だったときを思い出すと、まだあの頃はすべてがのんびりしていた気がする。いくら待っても先生が来なくて自然休講になることも珍しくなかったし、大学の事務室に行くと、まじめに働いているのは数人で、スポーツ新聞を読んでいるおじさんもいた。い…

ゲド戦記

そんなひま、よくあるなと、世の反感を買いそうだが、実は『ゲド戦記』の1〜3巻を読んでしまった。一冊1000円のソフト版が出て、ついつい買ってしまったのだ。 しかし、今回、読み直してみて、およそファンタジーとは思えない本であると痛感した。主人公の…

反省

正直なところ、このブログをどんな方たちが読んでいるのか、あまりピンと来ていない。なんとなく、自分と同世代か、ちょっと若いくらいの人たちだろうと思っていた。 が、先日の某研究会の後の懇親会でのこと。僕の先輩にあたる方から、「実は、君のブログ、…

紙芝居

昨日僕は、研究会で土曜出勤。A-sanとDaichiは市の図書館に行ったらしい。 借りてきたもののなかでおもしろいのが紙芝居。アンパンマンシリーズで、タイトルは「アンパンマンとまいごのうちゅうじん」。アンパンマンシリーズの紙芝居は人気で、Daichiは残っ…

岩波新書

今日、本屋に立ち寄ると、岩波新書の新赤版が出ていた。柄谷行人『世界共和国』、見田宗介『社会学入門』など、なかなかすごいラインナップ。岩波も勝負をかけてきた、というところか。岩波のホームページで来月の予定を見ると、苅部直さんの『丸山眞男ーリ…

締め切り

とある文書の締め切りが迫っていることに気づいた。いや、気づいたというのは、本当ではない。前から少しだけ気になっていたのだが、まあ、だいぶ締め切りは先だと高をくくっていたのだ。が、その締め切りがついに来てしまった。取りかからなければと思った…

希望を語ること

前にも書いた気がするけど、職場で「希望学」という、あやしいプロジェクトをやっている。で、とりあえずその成果ということで本を出した(僕は書いてないけど)。 こういうのを内輪のなんとかと言うのだろうけど、『中央公論』の5月号に僕が関連記事を書い…

父親

田舎から出てきた父親と会う。というと、小津安二郎の東京物語の世界みたいに聞こえるが、この父親、仕事で月に何度も上京してくるのだから、ちょっと話が違う。70代半ばの人が、月に何度も飛行機にのって移動するというのは、どう考えても体によくないのだ…

水族館

小雨が降る中、新江ノ島水族館に行く。つぶれかかっていた江ノ島水族館を建て直したということで話題になっているようだ。が、期待していったわりには、たいしたことないような。まあ、旭山動物園ではないけれど、生き物の生態をいかに見せるか、ということ…

ダンボ

昔、あるフランス人の友人(インテリ)が、「ディズニーの映画は下らないが(フランスのインテリは、みんなそう言う)、「ダンボ」はなかなかいい」と言っていた。「そうかな」と思って、DVDを買って帰ったのだが、Daichiがそれを見つけ出し、一緒に見ること…

韓国

5月の末に韓国に行く。日韓の政治思想学会の交流プログラムに参加するためだ。なぜ声をかけてもらったのか、今ひとつよくわからないが(たぶん、この手の話を持ち込まれると、必ず「行く!」というタイプの人間と見なされているのだろう)、僕も報告をする…

相変わらずの愚痴

うーまたも、締め切りに苦しむ。今度は、某シンポの報告原稿。あと二日でなんとか、、、

カフカとドラゴンズ

村上春樹の『海辺のカフカ』を読んでいたら、次のような一節が。 「たとえば俺はこれまで中日ドラゴンズを熱心に応援してきた。でも俺にとって中日ドラゴンズというのは、いったい何なんだ?中日ドラゴンズが読売ジャイアンツに勝つことで、俺という人間が少…

漫画

最近、とある新聞に短い文章を書かせてもらっているのだが、思いがけない反応があった。同じ紙面に定期的に漫画を書いている人からメールをもらったのだ。この漫画家の人、何の用があってメールをくれたかというと、実は小学校の同級生だった。 そう、僕は小…

結婚式

今日はとてもいい天気。特急あずさから、右手に八ヶ岳、左手に南アルプス(と富士山)がきれいに見えた。また勝沼駅では、駅の周りの桜がちょうど満開。まさに結婚式日和。 結婚式のスピーチは、ひさしぶりで緊張する。会社関係の人のスピーチあたりで、会場…

結婚式

明日は友人の結婚式で、山梨に行く。日帰りなので、ちょっと忙しい。朝早いので、寝坊しないようにしないと。 しかし、結婚式に呼ばれるのは、久しぶりだ。というか、ここ数年、知人の結婚がそもそもなかった。再婚はときどきあったけど。 しかも、う−む、ス…

計算違い

とある本の書評記事を依頼された。4500字ということで、「400字詰め原稿用紙11枚ちょいね」ということで書き始めた。 が、いくら書いても書いても、なかなか規定の枚数にたどりつかない。「いやあ、4500字って、けっこうあるなあ」とためいきを…

お風呂の会話

お風呂の中はDaichiとの対話の時間だ。保育園でのことなど、いろいろ話してくれる。 今日聞いたのは、X君のこと。X君はちょっとやんちゃなようで、Daichiは苦手なようだ。「あとねえ、、、」。Y君とZちゃんも、「他の子のこと、ぽかりとするんだよね」。はは…

英文雑誌

うちの職場では英文雑誌をやっているのだが、なぜか4月からその編集委員会に加わることになった。ちなみに編集委員会の半分は外国人(英語がネイティブの)スタッフである。だいたい僕は日本語でもレフェリー付きの雑誌に論文を書いたことがないのに(考え…

締め切りは今日だった

明後日がしめきりだと思いこんでいた仕事が、実は今日までということに、さっき気付いた。さっきというのは、夜11時である。こりゃあ、いくらなんでも、間に合わないなあ。 もう一件、締め切りは過ぎているが、どうせ当分みんな出さないだろうと思っていた…

「ナルニヤ国物語」

今日、近所の本屋に行くと、「ナルニヤ国物語」のパンフレットが置いてあった。無料のわりに、なかなか立派なものである。岩波、売るつもりだな。 でも、正直なところ、全巻セットで買いたくなる誘惑も。Daichiが大きくなってからでもいいや、という気もする…

進級式

土曜日だが、保育園から進級式があるので朝10時までに来いという。めんどくさいなーと思いつつ、Daichiと出かける。Daichiはすみれ組ということで、紫の名札をもらって、ちょっと自慢げ。だいぶお兄さんになったのだ。Daichiは教室の中に入り、僕は園庭で…