2009-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ポニョ

遅ればせに『崖の上のポニョ』をDVDで見る。 う〜ん、途中まではけっこう面白く見る。絵もきれいだし、悪くないぞ。現代版、人魚姫の話か。 ただ、途中、海があふれ、町が水没するあたりから、話が見えなくなっていく。これって深層心理の世界? だめだ、理…

『対論・異色昭和史』

鶴見俊輔と上坂冬子の対談『対論・異色昭和史』を読んだ。 対論・異色昭和史 (PHP新書)作者: 鶴見俊輔上坂冬子出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2009/04/15メディア: 新書購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (31件) を見る 何とも不思議な組み…

本屋のない町

僕がいま住んでいる町には、本屋が一軒しかない。駅前の商業施設内にあるチェーン店である。昔はあともう一軒、小さな町の本屋があったが、時勢に抗せず、あえなく閉店に追い込まれてから数年たっている。 ちなみにこの町、美容院だけはたくさんある。50メ…

無料体験

結局のところ、うちはけっこう教育パパ、ママではないかと思うのは、各種の無料体験に応募するのが大好きだからだ。 これまでにも、水泳教室、サッカー教室、体操教室、公文、科学教室に参加してきた(Daichiが、である)。 といっても、どこも無料体験どま…

オーラル・ヒストリー

オーラル・ヒストリーに初挑戦。オーラル・ヒストリーとは、歴史研究のための資料として、関係者から聞き取り調査を行うことである。結果を文書として編集し、最終的には本人のチェックと承諾を得る。 僕も職場の共同研究で、これまでも聞き取り調査は体験し…

またも打ち上げ

先日『クローズアップ現代』で職場の共同研究をとりあげていただいたNHK関係者との打ち上げ。視聴率もよかったようだし、ふだん番組を見てくれない若い人からの反応も大きかったようだ。よかったよかった。 もっともこの研究は結局のところ何だったのか、現…

『夕べの雲』

先日亡くなった小説家の庄野潤三は、とくに好きでよく読む作家とは言えないものの、『夕べの雲』などは気に入って何度か読み返した。 川崎市の生田の岡の上にひっこしてきた主人公の家族が、風に吹きさらしの岡の上にくらす。風をよけるために植物を植える話…

友愛

鳩山首相の「友愛」というのは、いったい何なのだろう。祖父の鳩山一郎ゆずりであるという。 少なくとも鳩山一郎においては、この言葉に敏感であったはずである。カレルギーに由来するというこの概念、フランス革命にいう「自由・平等・友愛」の「友愛(フラ…

藤田省三

ここのところ、何かと藤田省三と縁がある。昔から好きな思想史家の一人である。この際、もう一度、ちゃんと読み直しておこうと思う。 と言いつつ、最初に手にとったのは『精神史的考察』。もう何度も読んだ気がするが、何度読んでみても、新鮮さがある。 丸…

運動会

Daichiの運動会に行く。Daichiは今年、小学校1年生で、弟のSatoは6歳違いなので、これから僕は連続12年、小学校の運動会に参加することになる。人生、まだ先は長いな。このおつとめが終わる頃には、54歳になっているはずだ。 見ていて思ったのだが、小学生…

80年代

今日の毎日新聞には、村上春樹のインタビューがのっていた。これによると、『1Q84』の第3巻を現在執筆中ということである。な〜んだ、やっぱり第3巻があるんだ。もっとも、村上によれば、最初からそのつもりだったわけではなく、後になって、やっぱり第…

新内閣

新しい内閣の顔ぶれをみて、いろいろ印象深かった。とくに現社民党の消費者・男女共同参画・少子化担当の福島さんをはじめ、法相の千葉さん、農水相の赤松さん、行政刷新担当の仙谷さんなど、旧社会党のメンバーが目につく。ついでにいえば、衆議院議長は横…

翌日の感想

昨日の『クローズアップ現代』、いろいろな人が見ていてくれたようだ。A-sanによれば、Daichiの友達のお母さんからも、「Daichiパパ、テレビ出てたね」というメールをもらったという。 ブログを検索してみても、ずいぶんとたくさんの人が、この番組について…

『クローズアップ現代』

職場の共同研究が『クローズアップ現代』で取り上げられた。さすがNHK、というか『クローズアップ現代』、じつにていねいな取材であった。職場はもちろん、調査地である釜石や福井にも、たびたび取材クルーが同行。「こんなに取材して、どうやって30分におさ…

引っ越し作業

ほんとうは今日は京都に行くはずだったのだけど、うず高く積み上げられた段ボールを前に、勝手を言って東京残留である。雨が降るなか、一日、黙々と本を箱から出し、書棚に入れる作業。 一つひとつ箱を開けながら、どきどきする。中から何が出てくるのだろう…

いろいろな研究会に誘われると、ついうれしくなって、引き受けてしまう。後になって自分の首を絞めることはわかっているのに、、、 とくに、それまで面識はなかったものの、本などを通じて、その存在を意識していた人から声をかけられると、「おもしろそうだ…

再会

ようやく荷物を研究室に搬入するところまでこぎつけた。本棚などを設置して、明日には荷解きができる。 前にも書いたが、退避先にはもっている本の半分強ほどしかもっていかなかった。おかげでこの一年、「そういえば、あの本は、、、」と探すと、見つからな…

旅に出たい

Daichiがいう。「旅に出たい」。はいっ? 旅って、あの、遠くへ行くやつ、、、? 旅に出る前に、ちゃんとお使いに行けるようにならないといけないと思うけど、、、 よく聞いてみると、「ポケモン」のサトシにしても、Daichiが最近好きなベイブレードの漫画の…

ただいま、引っ越し中

退避先から元の研究室に戻る引っ越し作業中である。ただ、いかんせん、大量の作業なので、時間がかかる。荷物の梱包が行われてから、荷が解かれるまでちょうど一週間。その間、どちらの研究室も使い物にならず、行き場を失った毎日である。 研究室をもらって…

禅宗

結婚式の後は葬式である。お通夜、葬儀と続いた。 今回の葬式は禅宗、臨済宗ということである。禅宗の葬式にはなじみがなく、驚くことが多かった。 盤若心経をみんなで読むのは経験があったが、印象的であったのは、たいへんににぎやかなことである。龍の絵…

毎度、宣伝

というわけで、宣伝である。毎度毎度で恐縮だけど、、、 職場の共同研究の方は、無事4巻を刊行したのだが、うれしいことに全巻とも増刷になった。いまの時代、なかなかシリーズものはあたらないというが、このシリーズに限っては、シリーズのよさが出たと思…

結婚式

というわけで、どたばたしているのだが、こういうときに限って、いろいろ来客がある。しかたないので、掃除をしたりばたばたした午前をすごした。 あとで聞いたところ、病気で寝ているA-sanのところにお見舞いに行ったDaichi、「パパはどうしている?」と聞…

うちにもついに、、、

今日は研究室の荷物つめこみ日。ほんとうは昨日までに終わらせておかなければならなかったのだけど、諸般の事情で今日にもちこす。研究室に行くと、すでに運送会社の人が作業中で、間にはさまって必死につめこみ作業。 終わってから、横浜でやっているミルに…

選挙

恥ずかしながら、今度の選挙について、あちこちの新聞で書かせてもらっている。数えてみると、文章を書いたのが3回、インタビューが2回である。 それぞれに違うことを書いたり、言ったりしたつもりである。とくに、このうち2つは選挙前、3つは選挙後なの…

本屋への距離

間もなく、耐震強度補強工事のための退避先から、改修の終わったもとの建物にもどる。一年前に引っ越ししたばかりなのに、また、ということで、どうも荷造りの気が進まない。 まあ、それはともかく、この退避先、けっして上等な建物ではなかったし、住環境も…

死ぬのが恐い

夜、寝ているときに、Daichiがしくしく泣き出した。寝ぼけているのかな、と思ったが、そうではないらしい。死ぬのが恐いという。 なぜ、そんなことを思ったのかわかならない。おそらく、読んでいた漫画か、見ていたテレビか、いずれにせよ、どこかにきっかけ…