独立記念日

 今日は独立記念日である。祝日であり、至る所で花火が打ち上げられる。さきほどまでテレビで、ワシントンでの花火の様子を中継していた。ここイサカでも窓の外から花火の音が聞こえる。この日を過ぎると夏が本格的にやってくるという。


 さて、今日は何をしよう、ということで、近くの滝がある州立公園に出かける。駐車料金は7ドルと安くないが、中に入ると、広い芝生に、子供用の遊園地、バーベキュー施設、湖水での水泳場、ピクニックコースなどがあり、一日ゆっくりと過ごせる。日本の行楽地をおもえば、安上がりとも言えるだろう。


 DaichiとSatoは湖水で泳ぎ(ちょっと寒かったけど)、遊園地で遊び、滝へのピクニックをした。Satoは河原で4回もこけ、全身びしょぬれになったが、めげずに水の中に驀進していた。なかなかしぶとさを身につけたようである。


 まあ、いかにもアメリカ中産階級の休日、という一日を堪能することができた。人々は思い思いに本や新聞を読み、家族や友達とおしゃべりをし、泳いだりピクニックをする。夜は定番のバーベキュー。基本的にあまりお金をかけない。休みでも、そんなにお酒を飲んだり、騒いだりしない。まあ、質実剛健に、穏やかに時間を過ごすという感じだ。


 ここにいると、質素で、親切で、自分の平穏な私的生活に充足している、というのが、アメリカ人の平均的イメージとなる。同じアメリカ人が世界の各地で、今も戦闘行為をしているというのが、何だか不思議な気がする。