結核

 ここに来て問題になってきたことにTBテストがある。要するに結核に感染していないかを調べるテストであり、アメリカでは学校の入学その他で広く義務づけられている。僕もコーネルの語学研修を受けるにあたって、検査を受けるよう指示された。


 しかし、このTBテスト、日本人にとってはちょっと問題である。子どもの頃にBCGを受けている日本人は、しばしばこのテストで陽性と出てしまうのである。その場合、レントゲン診断となり、運の悪い人は一応結核の恐れはないとして釈放された後も、長期にわたる薬の服用を求められるという。何だか、いや〜な感じ。


 このテストを受けたくないなあ、といろいろごねたのだが、やはり受けないといけないらしい。観念して大学の保険センターに行って、なおも事情を説明すると、「BCGの効果は10年も立つと消えてしまう。もし、いまテストで陽性となったら、やはり結核に感染している可能性が高い」と言われてしまった。


 というわけでテストを受けてきたのだが、案の定、注射の後の赤い腫れがどんどん広がっている。ああ、明日また保険センターに行って診療を受けるのだが、レントゲン→薬服用の口かな、、、憂鬱だ。