2010-01-01から1年間の記事一覧

再出発

この間、日本とアメリカを行ったり来たりの日々で、どうも落ち着かなかったが、ようやく家族とともに再出発である。昨日、荷物を送りだし、今日も諸手続きで走り回る。 僕のことはともかく、問題は家族である。とくに小学校2年生のDaichiにとっては、今回の…

イサカでの一日

イサカの町に到着する。その前の日と天気が一変し、大雨のなかでの飛行機旅となったが、イサカの町が近づくにつれ明かりが指してくる。まずはいい兆しかな。 これまで生活した外国の町というと、パリを始め、刺激は多いものの、いささか雑然としたところが多…

アメリカへ

いま、デトロイトにいる。ええっと、たぶん、アメリカのミシガン州だと思う。これから来年の3月まで、ニューヨーク州のイサカという町にあるコーネル大学に滞在することになった。とうぜん、日本からの直行便はなく、今回はデトロイトを経由することにした…

えらい

先日、本を出して以来、本屋に行って、どれくらい売れたかをチェックするのが日課になった。うちの近所の本屋にもしょっちゅう出かけるが、あまり減っていないような気もする、、、 で、数日前、Daichiとの散歩がてらに、本屋に出かけた。新書の本棚まで行き…

本を出します

長いこと、このブログをお休みしてしまいました。これほど長い間ブログを書かなかったのは、この数年ではじめてです。家族の急な病気、入院、そして死別とあわただしく時が流れました。いまだなお、その余波が続いています。ブログの再開まで、もう少し時間…

みなさまへ

日頃、このブログをお読みいただきありがとうございます。 たいしたことも書いていないのに、多くのみなさんに読んでいただき、本当にありがたく思っています。 残念ながら、このところブログを更新する余裕のない日々が続いています。 また、再開できるよう…

厄年

暦の上では、ようやく後厄も終わった。体はあちこちかなりガタが来ているが、ともかくこれでおだやかに40代を過ごせるかと思ったが、そうでもない。いろいろ厄介なことが続き、「まだ厄年、終わってないじゃないか〜」という状態が続いている。 一説によれ…

今日もあちこち

4月に出す本の最終原稿をチェックしている。一部、かなり抜本的に手を入れたいと思う箇所があり、悩んでいる。残された時間はわずか。できる限り納得のいくものにしたい。 という内面はともかく、今日も郊外型子供連れファミリーの休日をすごす。 今日、原…

パリの周恩来

小倉和夫『パリの周恩来』を読む。いま思うと、なんだか不思議だけど、中国共産党の幹部は、周恩来や鄧小平など、フランス留学組が多い。彼らは若くしてフランスに渡り、労働者として働きながら学び、やがて政治運動へと向かう。いわば、中国共産党はフラン…

4人姉妹

前にも書いたと思うが、吉田秋生の『海街diary』という漫画が好きだ。その第三巻がちょっと前に発売されて、早速読んだ。うう、今回もいい話だ。海街diary 3 陽のあたる坂道 (フラワーコミックス)作者: 吉田秋生出版社/メーカー: 小学館発売日: 2010/02/10メ…

財政学

ちくまのプリマー新書や、岩波のジュニア新書には、けっこう掘り出し物がある。おそらくターゲットは高校生あたりなのだろうけど、大人が読んでも楽しめる本が多い。 今日、感心したのが神野直彦『財政のしくみがわかる本』(岩波ジュニア新書)。神野先生に…

共通文化

昨日の午後、いつものように仕事が間に合わずばたばたしているところに、電話がなった。出てみると、甲高くて、舌足らずな声、、、Daichiである。 「コロコロ、買ってきて」。コロコロとは、コロコロコミックのことである。3月号が出るということで、Daichi…

連載

とあるところで、小文を連載することになった。1回、400字詰め原稿用紙で16枚分である。これを毎月書いていくというのだから、恐ろしい。数ヶ月でギブアップして、いつ間にやら消えてしまう気がしてならない。 いや、そうあってほしいというか、、、心…

寒いギャグ

Daichiの好きな『怪傑ゾロリ』のシリーズは、作者の趣味であろう、「オヤジギャグ」満載である。 「うちの課長、カッチョワルイって、秘書たちがヒショヒショ言っている」という「オヤジギャグ」を気に入ったDaichiは、それを何度も口にしている。 「どう、…

カルチャーセンター再び

*サ*カルチャーセンターにふたたび出講。引き受けたのがだいぶ昔のことで、すっかり忘れていた頃に当日がやってきた。 講義の概要も、だいぶ前に出したので、読み返してみて、今ひとつぴんと来ない。とくにオチの部分、いったい何を話すつもりだったのが、…

雪の北陸

久しぶりの福井であるが、今回は陸路で福井に向かう。米原で新幹線をおりて、琵琶湖をまわって、敦賀から北陸に向かう。敦賀をすぎたあたりから、あたり一面が真っ白になってびっくりする。北陸の冬を少しだけ実感する。 それでも武生や鯖江のあたりは雪が少…

どうやって使うのだろうか

世の中、Kindleだ、i-padだ、あと何とかだ、といっている時代だが、どんどん取り残されているのを感じる。 Twitterの意味もよくわからないし、そもそもmixiについても、使いこなせているとは言いがたい(このブログに書けないことを書いている)。 ケータイ…

砂山が崩れる

数日前、とある新聞に書評を書いて、その冒頭に現代社会を砂山に例える話を書いた。もろくていつ崩れ落ちるかわからないことの比喩である。 が、現代社会を論じる前に、自分の机の上に巨大な砂山があることに気づいた。いつ崩れるかわからない。 そろそろ片…

池に落ちた

親戚の方に集まっていただいて、とある催し物を行う。この手のものを自分が主催する側にまわるとは、、、まあ、年をとったということだ。 みなさんいらしてDaichiを見るたびに、「昔のShigekiさんにそっくりだね」と言われる。ふ〜む、そうらしい。 いろいろ…

地方自治

地方自治についてちょっと勉強している。で、ちょっと疑問なのだけど、地方自治って、英語で何と言うのだろうか。local self-governmentとかlocal autonomyというのは、あまり耳にしない言葉である。 逆に英語で言えば、local politicsとか、local governmen…

もらえるといいね

Daichiが突然聞いてきた。「バレンタインって、女の子が好きな男の子にチョコレートあげる日だろ?」。まあ、そういうことになってるね。 「そしたら、お返しの日もあるんだろ?」うん、ホワイトデーのことだね。 でもさあ、バレンタインでチョコもらわなけ…

介護

今日の研究会は介護について。僕の出る研究会のテーマも、いよいよ広がりを見せている。超高齢化社会日本において、介護にあたる方の負担をどのように軽減できるか、問われる「地域の力」とは何か、についてお話をうかがう。 とはいえ、どうも政治学者の悲し…

「うおっ」と思った2冊の本

ここのところ魅力的な新刊が相次いでいるが(例の民主党本はともかくとして、、、)、「うおっ」と思ったのがこの2冊。 1冊は川崎修さんの『ハンナ・アレントの政治理論』。前から出る出るとは聞いていたが、ついに本当に出た。川崎さんがこれまでに書かれ…

はじめて気づいた

ふと気づいたのだが、2月と3月で曜日が同じである。2月2日は火曜日だが、3月2日も火曜日である。 これは発見だと思って、A-sanに言ってみたところ、、、 「40年以上生きていて、はじめて気づいたの?」と言われた。

2月1日

このブログの悪い点は、話に一貫性がないことである。昨日、「忙しい、忙しい、しばらくは1月だ」みたいなことを書いておいて何だけど、2月1日となると、「いやあ、2月だなあ。いよいよプロ野球のキャンプも始まるなあ」と、ついついその気になってしま…

しばらく1月は続く

ひと月前に、はたして年末年始を乗り切れるか、と書いた。抱え込んだ原稿の数々を前に、それこそ大晦日の夜の逃亡を考えた。結局、あのうちの大半は何とか(締め切りを微妙に、あるいはかなりはっきりと過ぎつつ)提出することができたが、いまだに返済の見…

タイミング

数ヶ月前、さそわれて、とある民主党本に寄稿することになった。で、その本が今度出版されるという。いやはや、すごいタイミングで出ることになったものだ。 オバマ政権もマサチューセッツでの上院補選での敗北で、かなりのピンチである。日本の民主党政権も…

日本酒

いまどきの傾向であろう、うちの大学の生協書籍部、しばらく前から、店員さんがミニ特集コーナーを作るようになった。いい傾向である。 特集のテーマもなかなかしぶい。しばらく前は日本酒特集で、日本酒に関する本が並べられていた。いろいろ読んで楽しんで…

こういう日もある

今日は久しぶりに夕方まで、まるまる時間がある。こういう日に、たまった借金を返そうとしたのだけど、、、 何だか知らないけど、合間にポンポンと仕事が入ってくる。ゲラのチェックが2件。昔々の講演や座談会の議事録の校正がつごう3件。しばらく前の聞き…

英文雑誌

このブログでも何回か書いたが、僕は職場で編集している英文雑誌の編集委員をしている。この雑誌は、オックスフォード大学出版局から出版され、すでに社会科学的な日本研究の国際ジャーナルの一つとして認知されている。 とはいえ、正直いって、この編集委員…