クラスメート

 先日、コーネル大学の英語研修に参加していると書いたので、そこでのクラスメートについて少し書きたい。


 この研修、基本的にはAcademic Writing, Academic Presentation, Pronunciationの三つのクラスからなる。日本の大学教育、大学院教育では欠けている部分なので(いや、最近はだいぶ改善されてきたとは思うのだが)、それはそれとして興味深い。


 主題の選択からはじまって、議論の組み立て方、適切なストックフレーズなど、かなり具体的であり、ある意味手取り足取り論文の書き方を指導してくれる。テキストもあるが、とても具体的なプラクティスの連続であり、日本にもこういう教科書があるといいなあ、と思った(あるのかもしれないけど)。


 クラスメートも圧倒的多数は、この秋からビジネススクールで勉強する人たちである。ある意味、ビジネススクールの予備授業という印象もある。


 前にも書いたように、圧倒的多数は韓国人と中国人、そして台湾人。東アジア勢力がヨーロッパや南米からの学生をはるかに上回る。


 驚くのは彼らの間の国民性の違いが見えにくいことである。彼らは世代的近さもあって、かなりの程度、共通する雰囲気をもっている。一昔まえなら、韓国人ならこう、中国人ならこう、と言えるような、何とも言えない空気の違いがあったが、今ではその違いが見えにくい。


 とても気さくでフレンドリーなクラスメートたちと楽しくやっているが、やはり日本人の少なさが目につく。日本人がいても、基本的には30代以上で、他のメンバーとはやはりどうも違っている。


 いろいろ考えてしまうが、今日はここまで。