ネオコン

 今日の『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』に、ウィリアム・クリストルの文章がのっていた。ウィリアム・クリストルといえば、父のアービングとともに、ネオコンの代表的論者として知られている。今さら、ネオコンが何を言うのだろうか。


 タイトルは「オバマリベラリズムを救うか」。クリストルは、1980年のレーガン当選以来、保守の時代が続いたとする。しかし、もしオバマが政治的に成功すれば、新しい政治的時代が始まるという。ふむ、ネオコンも、ついに保守の時代が終焉したことを認めるのだな。


 しかしまあ、これまでの間、保守が成功したのは理由があり、保守支配の時代は多産だったという。むむ、自画自賛か。


 はたしてオバマが、保守に代わり、自由を力強く、かつ自信をもって擁護できるかは、わからないとクリストルはいう。というのも、彼の見るところ、オバマの就任演説を貫くのは、権利の言説ではなく義務の言説であり、潜在的には保守主義的な価値観がそこからうかがえるからである。


 以下、クリストルはオバマのペインへの参照の仕方を論じ、F・ルーズベルトとの比較を試みるのだが、その部分はカット。


 この文章のポイントは、ほんとうに保守の時代がが終わったかはまだわからないぞ、という点にあるようだ。むむむ、、、