二つの報道

 今日の新聞を読んでいて、フランス研究の友人二人の記事を見かけ、「おっ」と思った。


 一つは、A新聞の若者論である。記者の文章は最初と最後は内田樹への言及、それ以外の大半はUさんのインタビューで構成されている。若者向けの情報は、とかくわかりやすければいいという意味でファミレス化が進んでいるが、そのような「ファミレス現象」に対し、むしろ幻滅している若者がいるという。


 「彼らの世代はまじめで、世の中を知りたがっている。なのにメディアは、裸の王様にしか見えない対象の、服の色を論じる。それで若者たちは『裸に見える自分が悪いのか』と、立ち去ってしまう」


 う〜む、考えさせられる内容だ。


 それから、もう一つ。入院が続いていた友人のお子さんが無事退院したという報道があった。Satoとほぼ同時期に生まれたこのお子さんが、難しい治療を乗り越え、奇跡的に回復したことを心からうれしく思う。


 (追記 Uさんの記事は、「ファミレス現象」で検索すれば、すぐに見つかります。イニシャルで書いた意味がないけど)