第一ラウンド

 新年初の、二日続けての報告である。正月明け早々、世の中甘くない。


 昨日は、某シリーズ企画で、自由と平等のという二つの理念の相乗/相克を論じるという、まことに思想的な課題についてであったが、本日はポスト新自由主義の世界秩序という、実に時論的なお題であった。なかなか頭の使い分けが難しい。とはいえ、自分なりには、両者に通底する問題意識を持ちたいところである。いやはや、思想史をバックグラウンドにする人間が現代的な課題に何か言うというのも難しいのだ。


 しかも、正月の疲れであろうか(いや、何で疲れているのだ、といわれると辛いのだが)、昨晩から体調が悪い。昨晩の帰路から完全に体調を崩し、悪寒がするようになったが、「絶対に、ひと晩で直す」と気合いでふとんにもぐり、根性で回復した。



 根性を使うなら、他に使い道があるのではないかと言われると辛いのだが、まあ、正月早々、何とか踏ん張ったということで、今晩も早く寝よう。