小中一貫

 いま、毎朝Daichiを連れて行っている保育園は、けっこうな距離のところにあるのだが、小学校になると俄然近くなる。何しろ、家から歩いて2分もかからないところに公立小学校があるからだ。


 ということで小学校については、とくに何も考えないでいいや、と思っていたのだが、先日の報道では、僕らの住む市では、今度全公立小中学校において、一貫教育を導入するという。へ〜という感じ。


 しかし、小中学校の一貫教育って何を意味するんだろう。おそらく敷地の都合で、文字通り小学校と中学校を一緒にはできないはず。とうぶん、小中の先生の連携・交流を進めるくらしか、できそうにない。


 それにどれだけ意味があるのだろう、と思っていたが、聞くところによると、「中1ギャップ」というのがあるらしい。中1の段階で、急に勉強について行けなくなる子が多いので、そのための調整が必要とのこと。ふむ。


 不登校対策にもなるという。う〜ん、まあ、これもどうだろうね。


 中学校の数学についていけなくなった子に、小学校の先生が算数の補習をするというのは、悪くない気がする。でもまあ、数学にかぎらず、いずれにせよ、生徒一人ひとりの到達度にあわせて、カリキュラムの個人化の方向に進むのかもしれない。


 まあ、これまでの義務教育モデルの前提となった子供の同質性が崩れるなか、6・3・3制も次第に変わっていくのだろうな、と思う。