文章化

 今日、自分がだいぶ前に、とあるシンポジウムで話した内容を文章化したものの校正をした。いつも思うのだが、文字化してみると、僕の話はどうも文末があやしい。


 主語と述語がかみあっていない文のほか、主語しかない文も少なくない。だいたいそういうのは、考えながら話している箇所である。「・・・・ことで、、、、」や、「・・・・とか、、、、」というかたちで、後が続かないまま、そのまま終わってしまう文が多いのだ。しゃべっているときは、そのような中途半端な文でも、言葉を重ねると、なんとなく趣旨は通じる。でも、文章化するとなると、このままでは恥ずかしい。だいぶ加筆せざるを得ない。


 「多分」も実に多く出てくる。ひどいときなど、一文のなかに3回「多分」が出てくることもあった。よほど自信がないのだろうか、、、


 いや、いつも麻生さんのことを笑うけど(あの人の話も、文の主述がしばしばおかしいし、同一のフレーズの過度な頻用が目立つ)、話している内容をすべて文章化される人もつらいなあ、と思う。