再度、釜石へ

 釜石へ出かける。これで二月連続である。至るところで出会う人に、「お久しぶりです、、、いや、あまり久しぶりじゃないですね」というような会話をする。


 今回の目的は、僕が参加しているとある研究会のメンバーを釜石におつれすること。職場の共同研究に関心をもっていただいたのが、きっかけである。僕らが機縁になって、釜石に行ってみよう、という人が出てくるのは、とてもうれしい。


 僕らがいつもお世話になっている、釜石市役所のSさん、定宿の女将のIさんにお話いただく。二人の情熱的で、説得力ある言葉にメンバー一同感銘。


 その後、全国的に活躍する地元企業O食品の工場見学。社長のOさんの言葉がまた印象的だった。釜石にはこんなにインパクトのある話をしてくれる人たちがいるんだ、ということを紹介できて、誇らしい気がする。


 共通しているのは、世界の中、日本の中での釜石、さらにそこに生きるご自分の位置づけについて、とても自覚的なこと。自分を過大評価も過小評価もせず、きちんと見つめている。その上で語って下さった未来への思いは、まさに希望という言葉にふさわしいものだった気がする。