大学院演習

 今年の大学院演習はバークの『フランス革命省察』をとりあげる。正直いって、これまでバークをなんとなく敬遠してきた。バークといえば「保守主義」という、なんとなしのレッテル張りに抵抗があったというか、、、自分でもよくわからない。まあ、僕もそろそろバークをとりあげてもいいんじゃないかな、という気がしてきたのはたしかだ。


 ゼミ室に入ってみると、おや、意外なことに、今年はずいぶんと参加者が多い。これはいいぞ、と自己紹介をしてもらうと、な〜んだ、学部生が多い。聞けば、2年前に僕の政治学の入門講義に出てくれたという。「単位にもならないのに(大学院用のゼミだから)、えらいなあ」と誉めたら、「えっ」といってもじもじする人も。どうも知らなかったらしい。いやはや、正直な反応である。


 それにしても、学部の学生さんは反応がういういしい。学部のゼミもやってみたいな、とちょっと思う。