現代隊長像

 毎度のウルトラマンねたで恐縮だが、今日もDaichiと野球に出かけ、帰りがけに太巻き(コンビニの前の特設スタンドで売っていた。だんだんバレンタインに似てきた)を買い、DVDを借りて帰った。


 ウルトラセブンのナレーションを聞いていて驚いたのだが、あのキリヤマ隊長、年齢は38歳なのである。今見ても、実にどうどうたるおじさんという感じだが、今の僕よりも年下なのである。自分もキリヤマ隊長より年長になったかと思うと、感慨深い(?)。


 しかしあの頃の隊長というものは、実に重々しい。やはり、「隊長」というイメージが、ああいう感じだったのだろう。ところが昨今のウルトラマンでは、マックスでは宍戸開、メビウスは田中実が隊長である。実年齢から言えば僕とほぼ同じか、ちょっと上くらいであるが、良いにつけ悪いにつけ、若い感じがする。宍戸はちょっと軽いおじさんだが、フレンドリーで時には良いことも言う、という隊長像であるし、田中は威厳はないがたんたんとしていて、若い隊員の行動に一々目くじらを立てないものの、それなりに目配りはしているという隊長像である。まあ、現代においてありうる管理職イメージとなると、こんな感じなのだろう。


 隊長を隊長たらしめるのが時代の雰囲気なら、先生を先生たらしめるのも時代の空気である。現代教員像についてちょっと考えていたところなので、ふ〜んと思った。