公式行事

 職場の公式行事に出席。うちの職場は設立60周年なのだそうである。還暦かあ。まあ、それだけ長く続いたことは、慶ぶべきことなのか。


 記念講演会では、現在進行中の研究プロジェクトの中間報告の他、設立以来のこの組織の歴史を知るI先生の講演。そうか、この組織を設立した際にイニシアティブをとったのは南原繁だったのか。設立趣旨は「民主主義」と「平和」のための研究の基礎的なデータの収集だったという。その上で、I先生は、この組織がその歴史とともに、次第に「体制内化」したのではないかと指摘される。


 この言葉をどのように受け止めるにせよ、いずれにせよ、自分が今所属している組織の歴史を知るということは無意味ではないはずだ。それを継承するにせよ、乗り越えるにせよ。