コラム

 某新聞に断続的に書いてきたコラムの最終回原稿を提出する。「何かネタがないかな〜」と考えていたのだが、結局、例の職場の共同研究の話を書いた。なんだか宣伝くさいが、この話を書いてよいという条件で仕事を引き受けたのだ。最終回だし、まあ、大目に見てもらおう。


 しかし新聞にコラムを連載的に書くというのははじめての経験だった。内容の方は、他の執筆者の方と比べても「?」であったが、原稿提出時期という点では、我ながら大物ぶりを発揮したと思う。だいたいにおいて締め切り当日にネタを探し、一気に書き上げてしまった。ずうずうしいが、担当者の方が良い方だったのに甘え、とりあえず書いてみてその方の反応を見て、それからもう一度考える、というパターンの連続だった。でも、とりあえず1年間一度も落とさずに原稿を出したのだから良しとしよう(当たり前か)。


 やはり自分はこの手の仕事をするには蓄積が足らないな、というのが正直な感想。書くネタが有り余るほどない人には、定期連載はつらいものがある。ぴりりと辛いコラムを書くにしてはひねりが足りないのも不満な点。でもそもそも、僕自身があまりひねりのない人間だから、こんなものだとも言える。まあ、ある意味、自分の実力がよく分かっただけ、良かったと言えるかもしれない。