なじみの場所

 無事帰国。世界のどこかに自分のなじみのある場所があるというのはいい感じだ。急に行っても、町も知っているし、人も知っている。行って眺める本屋の棚も、ふらりとでかける町の定食屋も、会って話す人も、すべて昨日までと同じ、という感じ。そういう場所があるということは、とてもありがたい。問題は、短期間であるが、向こうでいろいろ考えたことを、これからどう活かすか、だ。たぶん、明日になれば、パリにいたことなんて、あっという間に忘れてしまうのだろうけど。