2007-02-06から1日間の記事一覧

宋詩とサイード

なんとなく気分が鬱屈。そんなときには、と、往き道の電車の中では吉川幸次郎『宋詩概説』(岩波文庫)を読む。「宋人の詩を通観して、まず感ぜられるのは、悲哀の詩が少ないことである。あるいは悲哀を歌っても、なにがしかの希望を残す。絶望ではない。宋…