2008-01-01から1年間の記事一覧

赤ん坊の顔

Satoの顔もだいぶふっくらしてきた。あと、これまではお乳を飲むとすぐに寝てしまっていたのが、だいぶ起きているようになった。両目を開いている顔をまじまじと見てしまう。 じいっと、黒目がちの目でこっちを見てくる。何が見えているのやら。ときどき、生…

クライマックス・シリーズ

日本のプロ野球では現在、クライマックス・シリーズという不可思議な制度が導入されている。一シーズンが終わったところで、上位三チームによるトーナメント戦をやるのである。その勝者がリーグを代表して日本シリーズを戦う。ということは、シーズン一位の…

柳田国男

鶴見太郎『柳田国男入門』(角川選書)を読む。鶴見さんの書かれたものを常々興味深く読んできたが、この本もとても読ませる本である。タイトルが暗示するような、安易な入門書ではない。 著者の意図は、柳田を中心にある種の思想家群像を描くことにある。今…

退院

ついにSato、退院である。入院時には「3週間から1カ月は覚悟してください」と言われていたのだが、思ったより早い退院となった。先生から「退院していいですよ」と言われ、思わず、「本当にいいんですか?」と聞き返しそうになったほどである。いやはや、よ…

『傍観者からの手紙』

久しぶりにDaichiと二人で時間を過ごす。プールに行った後、自転車の練習。しばらくして二人で買い物に行き、二人でハンバーグを作り、近所に住む母を呼んで三人で食べる。ドラゴンズも勝って、まずはいい一日だった。 Daichiが機嫌良く寝てくれたので、しば…

感情移入

ここ数年、なんだか自分にとって急に「懐かしい町」になってしまった場所がいくつかある。岩手県の釜石などもそうだが、島根県の浜田にもかれこれずいぶん訪れた。 というわけで、浜田周辺をロケ地にした映画『天然コケッコー』を見る。同名の少女漫画の映画…

病院

母の付き添いで、半日を病院で過ごす。今度の病院は超近代的で、受付のシステムも実に合理的。病院というところは、ともかく雰囲気が重苦しく、ただひたすら我慢で待ち続ける場所、というイメージがあったが、こういうところもあるのだな、と感心する。 広い…

学会シーズン

学会シーズンである。でも、僕の場合、なんだかんだで、今年はほとんどスルーしなければならない。学会に行った人の話やら、ブログを読んでいると、とても楽しそうで、うらやましい(どうも学会の中身の話は出てこず、夜の話ばかり聞こえてくるが)。残念だ…

国際コンファレンス

今日は国際コンファレンスの報告者。僕の割り当ては20分。ところが、自分の原稿を読んでみると、まあ、少なく見積もってもその倍はかかる。やべー。当日になって「やべー」と言う方もどうかと思うが、慌てて原稿を刈り込んでいく。 ばっさばっさ切っても、20…

バリバールと政治思想

9月末締め切りの論文を一本、どうにかしあげる。シティズンシップについての論文集なのだが、この際、と思ってエティエンヌ・バリバールについていろいろ書く。いつか、書きたいと思っていたのだ。いい機会なので、自分でもあまりよくわかっていなかったこ…

アタリ

日経に書評が出る。なぜか単発で依頼が来たのだが、本がなんとジャック・アタリ。う〜ん、アタリねえ、、、 まあ、ホラ話と読めば面白くないわけではない。でも、「新しい人間」による「超民主主義」とか言われると、、、はははと言いたくなる。 まあ、この…

フラガール

A-sanは退院したのだが、Satoはまだ病院である。生まれて直後、呼吸に若干問題があり、その後だいぶ回復したのだが、いまだ病院を出ることができない。 それでも、毎日病室に行くと、日々、元気になっていく様子がうかがえる。まあ、もう少しだ。 というわけ…

ドラマ

ええっと、僕の9月はまだ終わっていません。すいません。はい、がんばります。 なのだけど、昨日と今日、夜にテレビドラマを見てしまった。ふだん、テレビを見ないのに、珍しい。緒形拳が亡くなったということで、昨晩のフジテレビ『風のガーデン』と、今晩…

ノーベル賞

今回のノーベル賞受賞でおもしろかったのは、物理賞について、日本では「3人の日本人が受賞」と報道し、アメリカでは「2人の日本人と1人のアメリカ人が受賞」と報道したという話である。なるほど、お一人はアメリカ国籍をもっているのだから、何系であろ…

病院

ここのところ、なんだかんだで毎日病院に行っている。大病院と小病院、近代的で工場のような病院と、古びて時間が止まったような病院。そこにいて、空気を吸っているだけで、いろいろ考えてしまう。 とある大病院のフロントで、『はじめての葬式』という本を…

出生届

朝、出生届を出しにいった。この紙一枚を提出することで、一人の人間の存在が「戸籍」のうえで存在するようになるということは、いったいどういうことなのだろう。なんだか不思議だ。 Daichiの弟なのだから、空とか海とかつけるのがいいのだろうけど、結局、…

日はまた昇り、世は過ぎゆく

慌ただしい毎日だが、締め切りはやってくる。日はまた昇る、締め切りもまたやってくる。浮き世の定めである。 9月末締め切りのうち、某国際会議の英文ペーパーはともかくも提出したが、あと二つは、いまだ前途遼遠である。 それとは別に、今日も2つの短文の…

名前

生まれた子の名前がまだ決まらないのは、僕と、A-sanと、Daichiで意見が一致しないからだ。Daichiもとうぜんのことながら、自分に発言権があるという顔をしている。 さらにややこしいのは、それぞれが一番で推す名前を、誰かが拒否権をもって否定することだ…

運動会

Daichiの運動会。朝から気合いを入れて出発。保育園も一番上の学年になった。さすがに出番が多くなる。 徒競走とリレーは残念。それぞれ、最後にライバルに抜かれる。これも人生だ。 父親も参加して大玉転がし。ついつい本気になってしまった。はーはー、Dai…

いやあ、、、

前のエントリーにも書いたように、Daichiは詠嘆調のセリフが好きである。「いやあ、いい一日だったなあ」とか、おじさんみたいな口をきく。まあ、大人がいうのを聞いて、自分も言ってみようと思うのだろう。 先日爆笑したのは、「いやあ、家族だねえ〜」であ…

お兄ちゃん

子供が生まれた。いや、誰のって、僕の子供である。男の子。名前はまだ決まっていない。ついにDaichiにも弟ができたわけだ。 とても長い一日だった。夜、家に帰ってきて、Daichiを寝かしつけながら、父子でぼそぼそ話する。 Daichiのセリフ「今日はおもしろ…

写真

本日も日帰りで京都行き。東京行きの終電にとびのって帰る。このスケジュールもだいぶなじみになった。 ほんとはこの数日、いろいろ書きたいことがあるのだが、またいつか。 某A新聞に写真つきで記事がのる。なんだかノー天気に笑っている。内容からいうと、…

本探し

明日の某研究会のために、にわか勉強をする。いろいろ考えているうちに、どうしても読みたい本が出てくる。大学の書籍部の在庫検索をネットで調べてみると、やれうれし、あるではないか。が、行ってみて探すと、結局見つからなかった。店の人に聞いても、注…

ウルトラマン

Daichiとウルトラマン映画『超ウルトラ8兄弟』を見に行った(と、書くと、「おめー、ウルトラマン見に行く前に、やることあるだろう」という諸方面の方々がいることは承知しているが、、、まあ、それはそれとして、、、) 映画は、明らかに子供とその父親を…

難関突破

Daichiがようやくスイミングスクールの進級試験をパスした。仲良しのT君と一緒の合格。T君と比べると、いささかおまけ気味の合格だけど、本人は大喜び。スクールが終わると喜んで走ってきた。「やったあーーー、うかったよーーー」。T君と一緒になって、喜ん…

翻訳

これも、前に何度か書いたことだけど、翻訳は苦手である。ところが、今回、人の翻訳のチェックという作業をしている。どれもプロの翻訳者ではないが、一人一人個性があっておもしろい。 今どきの外国語教育では、翻訳にあたっては、訳し上げはしないと教えて…

毎度のことで

9月中旬締め切りの仕事が終わらない。ということで、9月末締め切りの仕事は、いまだ手つかずである。しかも、数えたら、9月末締め切りの仕事は3つある。う〜む、どれから手をつけるか。 とりあえず、一方的に宣言する。僕の9月はあと15日ほど延長する…

ランチ

今日の昼食は珍しく同僚とつれだって、キャンパスの外へと出かけた。いつも書いているとおり、僕は昼食に多大なる情熱をかけるほうではない。まあ、とりあえず食べればいいや、というくちである(だからふとる)。僕の師匠にあたる二人の先生の昼食は対照的…

イタリア現代思想

しばらく前の日本経済新聞の記事で、いまイタリア現代思想がおもしろい、という文章を読んだ。ネグリやアガンベンだけではない。ローマ以来の知的伝統のうえに、現在、帝国や政治と生といったテーマに大胆に切り込んでいるのがイタリア現代思想だ、というよ…

黒雲前夜

最近、このブログを読んでくださっている方から、「何だかいつも間に合わない、間に合わないといっていて、はらはらさせられる」という指摘がよせられた。そうか、そんなご心配をおかけしていたのか。申し訳ない。 という話をA-sanにいったら、「私もそう思…