イタリア現代思想
しばらく前の日本経済新聞の記事で、いまイタリア現代思想がおもしろい、という文章を読んだ。ネグリやアガンベンだけではない。ローマ以来の知的伝統のうえに、現在、帝国や政治と生といったテーマに大胆に切り込んでいるのがイタリア現代思想だ、というような内容だった。
- 作者: 岡田温司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/06/11
- メディア: 単行本
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ちなみに、この人のマキアヴェリとヴィーコについての本はとても面白いのだが、どういうわけか、日本語訳まである。どう見ても、リーダーフレンドリーな文章ではないけど。
まあ、話を政治哲学に限っても、イタリアが面白いのはあたりまえの話なのだ。何せ、蓄積が違う。
流行それ自体はたいしたことではないかもしればいが、イタリア政治哲学への関心が高まること自体は、歓迎したい。