2006-01-01から1年間の記事一覧

世界における日本研究の状況

職場で二日続きの国際シンポ。多少は顔を見せないと、ということで午前中だけだけど出席する。テーマは国際的な日本研究の現状。各国の、かなり有名どころの日本研究者が集まり、現在の世界的な流れの中で日本研究の置かれた位置と状況を考えるというもの。 …

訃報

学会の会報の訃報欄のために、新聞を引っ張り出し、最近亡くなった人をチェックした。が、肝心の学会に関係ある人はなかなか出てこない(いや、出てこない方がいいけど)。でも、見ていくと、「ははあ、こんな人も亡くなったのか」というのが見つかって面白…

次期五年計画

とある編集者の人がやってきて、いろいろ話をする。エネルギッシュで問題意識もクリアな人であり、刺激を受ける。今後やや長期的なスパンで、自分がどのような研究をしていくべきか、少しイメージができた気がする。昔、自分の指導教員の先生に「研究は5年…

取材

結構前に、A新聞の取材を受けた。職場の某共同研究のためだ。1時間半ちかく熱弁をふるったけど、記者の人は、「ははは、まあ、またよろしく〜」といって去っていってしまった。「何だよ〜、こんなに話したのに」とそのときはむくれたが、今日の新聞を読んだ…

トトロ

Daichiの『となりのトトロ』への傾倒ぶりは見ていて、驚くばかりである。いや、思わず「傾倒」なとという言葉を使ってしまったが、要するに、『トトロ』のビデオを繰り返し繰り返し、飽きずもせずにみているのだ。 どこかで読んだのだが、宮崎駿は「うちの子…

感動した!

一年生の講義というのは、いつも苦労する。まあ、お互い、どうもペースがつかめないというところだろう。でも、今年の場合、なぜかやたらに熱心な学生さんたちがいる。つたない講義であるにもかかわらず、一生懸命質問に来てくれるのを見て、なんだかちょっ…

父母参観

Daichiの父母参観に出かける。毎年のことで、あまり新鮮みはない。来ている親の顔ぶれも変わらないし、先生たちの一生懸命といえば一生懸命、くたびれているといえばくたびれている雰囲気も、いつもの通りである。 それでも子供たちの成長は著しい。自分の子…

古典

古典のテキストを読む演習は久しぶりだが(ここのところ、研究書を読む演習が多かった)、やはり古典ならではの醍醐味がある。文章は古くさいし、内容もちょっと読んだだけではぴんと来ない。でも、いろいろ歴史的・理論的な補助線を引いて、ああでもないこ…

満足度

今日は研究会の連続。しかし、とくに最後の研究会の話は、「むむむ、、、」という話が多かった。そこで出た結論が、あまりに身も蓋もない内容だったから。一例をあげると、夫婦の結婚の満足度と結婚の期間の関係。いろいろ調査の方式によって結論は違ってく…

社会主義2題

好きではない書類書き。でも嫌いだからといって、逃げるわけにもいかない。なんとか必死に項目をうめていくが、ついつい他のものに目が行ってしまう。 関川夏央・谷口ジローの『「坊ちゃん」の時代』第四部「明治流星雨」。幸徳秋水、荒畑寒村ら、明治社会主…

憲法学

なぜだかわからないけど、とあるきっかけで憲法の教科書を読み出す。それも芦部憲法学ではない。司法試験予備校業界のカリスマ伊藤真のテキストである。 ふ〜ん、いろいろなことを手際よく説明しているのに感心。しかもある種のリベラリストの視点が貫かれて…

四苦八苦

たいして長くものではないが、とある原稿に四苦八苦している(論文ではない)。どうにもこうにもうまく書けない。話がまとまらない。あれやこれやと資料を引っ張り出し、本を読んでみるが、やはり話の筋が見えてこない。困った、お手上げだ。でも、締め切り…

京極夏彦

四つくらいの仕事を同時平行的にやっている。が、どれもうまくいかない。みんな中途半端になってしまう。あきらめて、どれか一つにしぼるべきだろうか、、、 そんな合間に京極夏彦の新しい本を読んでしまう。今回の本もぶ厚いなあ。しかし、この人の教養には…

父子の土日

昨日今日とDaichiとたっぷり親子の時間。しかし、自分だけがそうなのか、父親というのがしばしばそうなのかわからないけど、しばらくつきあわないと、たちまち親子の会話というのがよくわからなくなる。二人でいると、さて何を話したものか、という具合にな…

不機嫌亭

あんまりがっかりしたので、これからもう百年くらいは人と話す気力もないと落ち込んでいたが、世の中、忙しいのが何よりの気晴らし。必死になって講義の準備をし、しゃべったら多少気が晴れた。 行き帰りに、ふと本棚から引き出した、関川夏央・谷口ジローの…

はー

だんだん落ち込んできた、、、いかん、こういうときこそ、冷静にならなくては、、、深呼吸だ、深呼吸。 すーはーすーはー、、、、、、、、、、、、、はー。

最近のDaichi

最近のDaichi。保育園でいろいろお兄ちゃんたちから言葉を学んでくるようで、最近お気に入りなのが、「おせ〜」、「はえ〜」、「つめて〜」、「はええ〜」。これは、どれでも形容詞に「え〜」をつければいいので、とても簡単である。たいして口もまわらない…

思想史とは何か

研究会。H先生の近著をめぐって。ヨーロッパ思想史のなかの自由―長崎純心レクチャーズ第8回 (長崎純心レクチャーズ (第8回))作者: 半澤孝麿出版社/メーカー: 創文社発売日: 2006/02メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (11件) を見る 僕はこ…

神保町

自分の研究室にあった学会事務関係のファイルをすべて搬出する。けっこうな量だが、その量以上に、精神的なストレスが消えた気がする。ああ、すっきりした。 今日は研究室に来る途中で神保町の駅で地下鉄を降りて、しばらくふらふらした。前はこの街にけっこ…

演習

いちど完璧に演習のシナリオを作り、それ通りに議論を展開させてみたいものだと思っている。が、なかなかそこまで準備ができず、結局、どうしても、話の大枠こそ設定しつつも、なかば参加者の突発的な発言にそって議論を進めていくことになる。うまくいくと…

引き継ぎ

今日、学会事務局の引き継ぎを行った。お昼をはさんでではあるが、6時間かかったことになる(お昼の間も結局その話だったし)。説明する方もぐったりしたけど、聞かされた方はもっとぐったりだろうな。2年前にぐったりして大阪から新幹線で帰ったことを思…

梨木香歩

いろいろなところに電話して、あやまって、それからお願いして、、、というような調子で、一日がはじまる。たいへん活発かつ前向きな一週間のはじまりである。とほほ。 それはともかく、行きの電車で梨木香歩『ぐるりのこと』を読む。最近、行きの電車ではス…

ミスは忘れた頃に発覚する

今日は事務仕事をするために日曜出勤。さすがに今日一日働けばあらかたの仕事はすっきり一掃できると思ったのだけれど、、、 つまずきは早々に発生した。これまで気づかなかったちょんぼが発覚。どうも数字が合わないといろいろチェックし直している間に気づ…

つれづれにいろいろ読んだ

今日も今日とて、Daichiを連れて、放浪の旅へ。新横浜の駅に行き、こだまに乗って東京駅往復。これって、ちょっとした遊びだけど、いささかお金がかかるな。 その後、久々に上京してきた自分の両親のところに足を伸ばす。久々に会ったということで、喜んで相…

おめでたいのかどうか

どうも、このブログをはじめ、至る所で自分が中日ドラゴンズのファンであることを吹聴したため、あちこちからお祝いの言葉をいただく。「おめでとう」と言われると「ありがとうございます!」、「日本シリーズでもがんばってね」と言われると「がんばります…

ノーベル文学賞

そろそろノーベル文学賞の発表だと思うけど、村上春樹はどうなるのだろう。カフカ賞も受賞しているということで、前評判はそこそこあるようだけど。 僕は村上春樹の文章が好きである。間違いなく、彼の文章は現代日本語の表現の幅と深さを増したと思う。自意…

優勝

日頃忙しいだの、論文を書かなければならないだの、愚痴ばかり書いているくせに、と言われること必至だが、白状する。昨日、希望学の運営会議と研究会(報告もした)が終わったとき午後5時半。僕の足はあそこに向かったのだ。そう、あそこだ。 そこでは、重…

引きこもりモード

今日も一日ひたすら論文を書く。A-sanとDaichiは大おばあちゃんの病気のお見舞いに。同行できず申し訳ないが、やはり助かる。 この連休、土曜日の午前以外は仕事モード。とくにこの二日は、完全に引きこもりモードだった。家族に負担をかけながら仕事にひー…

借金返済の日々

6000字の書評原稿を書く。締め切りはとうの昔に過ぎていたものだが、ようやく借金返済。少し心の荷が下りた。 しかし、おかげで連休だというのに、部屋に閉じこもってうんうんうなり続けることになった。その間、A-sanはDaichiをつれて近所の神社の秋祭りに…

運動会

今日は昨日と一転、良いお天気。Daichiの保育園の運動会だったので良かった良かった。 だいぶDaichiも大きくなったなあと思うのは、余裕が出てきたこと。去年まではお遊戯なども、ひたすらまじめな顔をして、先生に言われたことをやるだけで精一杯だった。今…