父母参観

 Daichiの父母参観に出かける。毎年のことで、あまり新鮮みはない。来ている親の顔ぶれも変わらないし、先生たちの一生懸命といえば一生懸命、くたびれているといえばくたびれている雰囲気も、いつもの通りである。


 それでも子供たちの成長は著しい。自分の子供だけでなく、他の子供たちについても、昔から見ている連中の成長ぶりを見るのは楽しい。昔はピーピー泣いてばかりいた子が、今はけっこう一丁前な顔をしている。髪の毛がちっとも生えなくて親御さんが心配していた子も、だいぶはえそろった。うん、君の場合は、当分は増える一方だから心配ない。悪ガキっぽかった子は、なかなかドスがきくようになっている。


 しかし、個人差もだいぶ大きくなっているなあ。人の顔の絵を描いても、すでに漫画チックなくっきりした絵になっている子もいれば、ピカソ風、さらには「芸術は爆発だ」的な子もいる。工作をやっても、先生の言うことを理解し、先回りしてきれいに仕上げる子もいれば、手順がよく分からずぽーっとしている子もいる(Daichiだ)。あと、行動が完全に男女別になっているのが気になった。席も一応男女交互になっているのだが、ややもすれば男の子は男ので、女の子は女の子で一緒に行動している。そういうものかしらん。それとも、何らかの刷り込みの結果か。