京極夏彦

 四つくらいの仕事を同時平行的にやっている。が、どれもうまくいかない。みんな中途半端になってしまう。あきらめて、どれか一つにしぼるべきだろうか、、、


 そんな合間に京極夏彦の新しい本を読んでしまう。今回の本もぶ厚いなあ。しかし、この人の教養にはいつも感心する。前著『陰摩羅鬼の瑕』では儒学について、しばらく前の『鉄鼠の檻』では禅について、ミステリーそのものとは別に、けっこう面白く読んだ。今回の『邪魅の雫』は、個人と社会について。ある意味政治学的かも。


 おっといけない。仕事仕事。