座談会

 というわけで、座談会である(唐突な導入)。


 今まで、あまり「座談会」なるものとは縁がなかった。いちど、とある雑誌から依頼があったのだが、尻込みして断ってしまった(以来、そこから話はない)。


 まあ、だいたい、機転のきかない性格なので、準備していないことを、いきなり振られても「あわわ、あわわ」である。無理にしゃべっても、我ながら後で「何言ってんだか」なことしか残らない。一説によればK谷K人さんなどは、校正段階で徹底的に手を入れて、座談会当時とはまったくことなる文章を後から書き込むというが、僕にはそんな度胸もない。


 ということで、今まで縁がなかった座談会だが、今回は知り合いばかりだし、まあいいか、と引き受けてしまった。


 やってみて思ったのは、まあ、やはり難しいな、ということ。だいたい、ふだんの会話でも即興で気の利いたことなど言えない。いわんや、座談会で、、、


 まあ、今後は身の丈にあった仕事をしていこうと思う。うん、ちなみに今日は誕生日だったし(唐突な結論)。