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Tamuraさんのブログで紹介されていた辻井喬・上野千鶴子『ポスト消費社会のゆくえ』(文春新書)を読む。まだ途中だけど、とても面白い。
- 作者: 辻井喬,上野千鶴子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/05
- メディア: 新書
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堤清二ではなく、辻井喬というのが一つのみそ。経営者堤清二のことは語らない、というわけではなく、むしろ堤の「超自我」たる辻井が、堤の失敗をたんたんと語っていく。
しかし、ある意味たんたんとしすぎて偽善ぽくなるところを、グループの社史を書いたことがある上野がつっこむ。ちょっと意地が悪い。
とはいえ、他の本と比べると、上野の舌鋒もそれほどきつくない。まあ、最終的には辻井って人を、評価してるんだろうね。
なかなか組み合わせの妙を感じさせる対話本である。