研究会
マキァヴェッリの拡大的共和国―近代の必然性と「歴史解釈の政治学」
- 作者: 厚見恵一郎
- 出版社/メーカー: 木鐸社
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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スキナー=ポーコック的な、マキアヴェッリをフィレンツェの政治思想の伝統の文脈に位置づける研究と、マキアヴェッリの伝統との断絶、言い換えると近代性を強調するレオ=シュトラウス的な研究との間にたって、マキアヴェッリの思想を全体的に捉えようとする、実に重厚な研究書である。研究会もたいへんもりあがった。
それにしてもレオ=シュトラウスというのは、なんだか気になる。自分自身、非常に好意的ではないが、それでも大いに心動かされる人物である。もう少し、踏み込んでレオ=シュトラウスについて、一度考えてみたいと想う。