選挙

 恥ずかしながら、今度の選挙について、あちこちの新聞で書かせてもらっている。数えてみると、文章を書いたのが3回、インタビューが2回である。


 それぞれに違うことを書いたり、言ったりしたつもりである。とくに、このうち2つは選挙前、3つは選挙後なので、その違いもある。


 それでも、言ったり書いたりしているうちに、基本的なトーンになったのは、この選挙結果は、単なる「風」や「ポピュリズム」ではないということ。


 民主党を大勝させた、この民意が正しかったかどうかはわかならい。しかし、これはこれで、ひと月以上にわたる選挙戦を通じて、いろんな人が、いろんな場所で、それなりに考えた結果であることは間違いないと思う。右や左に揺れ動く、単なる「ポピュリズム」の振幅ではないと思う。


 まあ、いろいろ意見はあるとだろう。でも、「民主主義の実験」が前に進んでいると思いたい。