オーラル・ヒストリー

 オーラル・ヒストリーに初挑戦。オーラル・ヒストリーとは、歴史研究のための資料として、関係者から聞き取り調査を行うことである。結果を文書として編集し、最終的には本人のチェックと承諾を得る。


 僕も職場の共同研究で、これまでも聞き取り調査は体験してきたが、同一人物に対し10回近くインタビューを行い、結果をきちんとした文書にまとめるのは初体験である。


 お相手の方は、お忙しい方である。わずかな時間を使って、インタビューを行う。けっしてべらべらしゃべるタイプの方ではないので、はたしてうまくいくのだろうかと、数日前から不安でならなかった。いくら質問をしてもはかばかしい答えが返ってこず、いたずらに時が流れていったら、どうしよう、、、不安が募った。


 緊張して当日を迎える。しかし案ずるより生むが易しとはこのことで、おもいがけず、インタビューは順調に進んだ。たいへん機嫌良く語っていただき、初回としては上出来ではなかったかと思う。


 今後もこの調子でいくといいな。やはり準備が大切、しっかり周辺資料の読み込みをしておきたい。