禅宗
結婚式の後は葬式である。お通夜、葬儀と続いた。
今回の葬式は禅宗、臨済宗ということである。禅宗の葬式にはなじみがなく、驚くことが多かった。
盤若心経をみんなで読むのは経験があったが、印象的であったのは、たいへんににぎやかなことである。龍の絵の入った太鼓と、シンバルのような楽器(ハツというらしい)を交互に鳴らす。途中からテンポが早くなり「ドン、ジャーン、ドン、ジャーン、、、」という轟音が堂内に響き渡る。
そしてそのピークに、導師による「喝!」。いや、すごい迫力であった。
本来、修行による自力救済への志向の強い禅宗にとって、葬式とは、死者が得度し、悟りを開くのを励ますということなのだろうか。
葬式というのも、いろいろである。