ダンボ

 昔、あるフランス人の友人(インテリ)が、「ディズニーの映画は下らないが(フランスのインテリは、みんなそう言う)、「ダンボ」はなかなかいい」と言っていた。「そうかな」と思って、DVDを買って帰ったのだが、Daichiがそれを見つけ出し、一緒に見ることになった。


 昔見せたときには、すぐに飽きてしまったのだが、今回はけっこう真剣に見ている。で、ダンボのお母さんが檻に入れられて連れて行かれるシーンで、「なんでダンボは泣いているの?」と聞いてくる。「ダンボのママが連れて行かれちゃったからだよ」と言うと、「なんで連れて行かれちゃったの?」と、半べそになる。う〜ん。「このおじさんたち、悪い人だからだよ。でも、ダンボが後で助けに行くから」と言ったら、多少は納得してくれた。なかなか感受性が強いのだ。


 感受性が強いと言えば、今日のお昼寝の時間中、どんな夢を見たのか、途中で激しく泣き出し、しまいには激しく怒り出した。その激しさには、ただただぼうぜんとするばかり。子供の心の中も、いろいろ複雑な動きがあるようだ。