2011-01-01から1年間の記事一覧

ゲイル先生

三人目はゲイル先生である。アメリカに来てからしばらくして、英語の個人レッスンをお願いしたのが彼女である。S先生のパートナーでいらっしゃるが、結果として、ゲイル先生の方とより多く会うことになった。 このレッスン、自分としての決まり事として、ま…

郵便配達のおじさん

二人目は郵便配達のおじさんである。残念ながら、名前を聞きそびれてしまい、その後は聞きにくくなってしまった。ということで、いまだに知らない。ジョンということにしよう。 ジョンは、なんとコーネル大学の卒業ということで、高学歴である。「子どもがで…

マリッサ先生

ええ、っと日本に帰ってきました。まあ、いろいろ思うところはあるけど、またおいおい。忘れないうちに、イサカで出会った人々のポートレイトを少しだけ。最初は、Satoの保育園の先生について。 マリッサ先生は、物静かな先生である(羊さんのような女の先生…

追記

Daichiに、明日のスピーチでは、最後に I have a dream that one day I want to come back to Ithaca!!! と言うとうけるぞ、と薦めたところ、「やだ」と言われた。

最後の日

Daichiの小学校から次のような案内が来た。 Monday 3/28 is our last day with Daichi. He will return to Japan with his family. Our class is organizing a coin drive at Belle Sherman School to give money to The Red Cross of Japan for relief afte…

Daichi新聞

Daichiは自分で新聞を書くのが好きだ。今日も、ノートの切れ端に書いている。ネットで情報収集しているらしい。どれどれ。(以下は引用) 地しん でんりょくはつでんしょ3、4ごうきはひやすのにせいこうした しかしきょうははいいろのけむりがあがった か…

キャンドル集会

今日の夕方、ダウンタウンの公園で、震災の被害者のための追悼集会が行われた。子どもたちに夕飯を食べさせてからだったので、参加できたのは最後の部分だけだったけど、いい会だったと思う。 最近、日が長くなったため、午後7時過ぎでもまだ明るい。とはい…

震災と原発事故の報に接して

日本での震災と原発事故の報に接し、衝撃を受けている。自分にとって関わりの深い釜石をはじめとする地域の人々を思うと涙が出てくる。アメリカの地にあって、何もできない自分がなさけなく、また腹が立つ。それでも、一人また一人と、自分の知っている人た…

またも雪

日曜日の朝、目が覚めて外を見ると、やわらかい春のシャワーが降り注いでいた。しつこく残っていた根雪も一掃され、我が家の庭も久しぶりに地面が露出している。まだ緑はないので、ちょっと寒々しいけど。 ようやく春かなあ、なんて思った僕は甘かった。9時…

歴史の話

こちらについたばかりのとき、Daichiが読むための日本語の本をあまりもって来ていないことに気づいた。というわけで、こちらに住む日本の方から、いろいろ本を借りることになった。 そのうち、S先生のところからは、いまはすでに成人されているお子さんが小…

船旅

はっきり言って、机にしがみついているばかりで、ネタがない。それにしても、このアメリカ滞在、はじめから終わりまで、いつも締め切りに追われ続けた。「来月になったら時間ができる」と言い続けたA-sanには、すっかり信用を失ってしまった。狼少年、もとい…

新聞を読んで

その後、まあ、いろいろなことがあった。一月末の締め切りラッシュで悪戦苦闘したツケが来て、熱を出して数日寝込んだとか(その間も締め切りがあって、はって研究室まで行って原稿を書いたとか)、Daichiの絵の表彰式があって、こっちはちょっと誇らしかっ…

言語学的考察

イサカでの滞在も9ヶ月目に入った。我が家の二人の子どもの英語(言語一般)の発達状況について書いておきたい。 Daichiは小学校での基本的なやりとりはほとんど問題なくなったようだ。とはいえ、リスニングに比べるとしゃべる方はまだまだな様子。おもしろ…

プラグマティズム

月末が近づくと締め切りが重なりパニックになる。といいつつ、いろいろ他の本に手を出すのはいつもの通り。最近はなぜか鶴見俊輔の本を読んでいる。 きっかけといえば、プラグマティズムだ。去年の暮れ、コーネルのとある先生と話しているとき、(相手)「ア…

キング牧師の日

現在、イサカの町ではキング牧師について、とくに力を入れているようだ。写真は、Daichiのクラスで配られている副読本。いつ生まれたか、暗殺されたのはどこか、有名なI Have A Dreamのスピーチについて、それからセグリゲーションとは、など、2年生の子ど…

入賞

イサカの属するトンプキン・カウンティの人権委員会というところから手紙がきた。心当たりもないし、何の手紙だろうと恐る恐る封をあけると、、、 「おめでとうございます。あなたのお子さんは、トンプキン・カウンティ人権委員会主催のマーティン・ルーサー…

冬の日のすごしかた

はっきり言って、冬のイサカはどこにも行けない。雪がじゃんじゃん降っていると、恐くて車にのる気にならない。滑りやすいし、車輪とボディの間に雪がつまるとブレーキもきかなくなる。 とはいえ、雪はあるのだから、これで遊ぶしかない。土曜日である昨日は…