歴史の話

 こちらについたばかりのとき、Daichiが読むための日本語の本をあまりもって来ていないことに気づいた。というわけで、こちらに住む日本の方から、いろいろ本を借りることになった。


 そのうち、S先生のところからは、いまはすでに成人されているお子さんが小さい頃に読まれた、漫画日本の歴史のシリーズをお借りした。これが結構ヒットであった。


 その後、Daichiは20巻以上もあるシリーズを繰り返し熟読し、後ろの年表まで読み込んでいる。いまや、立派な歴史オタクである。A-sanに向かって「渡辺銀行が破綻して、鈴木商店が倒産したんだよね」とかいって、「?」という顔をされている(わかんないよね)。


 ただし、このシリーズ、やはりちょっと古い。政治史中心だし、わりとマッチョな英雄史観である。現在のシリーズだと、かなり違うのではないだろうか。


 とはいえ、まあ、こういうスタイルの方が、Daichiのような単細胞ボーイにはちょうどいい部分も。夜寝るときも「歴史の話をして」とせがんでくるが、やはり戦争とか英雄のヒーローストーリーにした方が、うける(司馬遼太郎の世界だね)。


 う〜む、もう少し「政治的に正しい」歴史の話がしたのだけど、、、まあ、もう少し大きくなってからにしようか。