入賞

Shigeki2011-01-17

 イサカの属するトンプキン・カウンティの人権委員会というところから手紙がきた。心当たりもないし、何の手紙だろうと恐る恐る封をあけると、、、


 「おめでとうございます。あなたのお子さんは、トンプキン・カウンティ人権委員会主催のマーティン・ルーサー・キング記念コンクールで入賞しました」とある。入賞?ははあ、アメリカにもオレオレ詐欺があるのか、ととりあえず思った。


 が、続けて読むと、「ポエム&アート・コンクール」とある。ますますオレオレ詐欺だ。でも、とりあえず手紙は正式のものだし、宛名はDaichiとある。何かの間違いじゃないなかあ。それでも、ちょうど用事があったので、小学校に行った際に担任の先生に聞いてみる。「あら、すごいじゃない」と喜んでくれる。「でも、Daichiがポエムですか、、、」と半信半疑な顔をしていると、「これよ」と先生が見せてくれたのは、学校で書いた「憎しみをこえて友情へ」という詩のドラフト。まあ、「みんなでグラウンドに出て、一緒に遊んで、スマイル」くらいの他愛のない詩である。う〜ん、これがねえ。


 それでも大喜びで、夕方家に帰ってきたDaichiをお祝いする。すごいぞ、英語の詩で表彰なんて。本人もまんざらでもない顔をしている。


 ところが、夜に地元新聞ののホームページを見ても、Daichiの名前がない。せっかくほめてあげたのに間違いなんて、、、本人に何て言おうと、真っ青になる。が、翌朝、もう一度調べたら、詩ではなく、絵の方の3等賞にDaichiの名が。ああ、よかった。詩じゃなくて、絵の方で入賞したのか。いやはや、人騒がせな話である。

 
 で、肝心の絵だけど、う〜ん、これが三等賞ねえ、、、さすが、アメリカは人をほめて育てる国だな。うん、あげた方が偉いな、これは。