インタビュー

 オーラルヒストリーのためのインタビューを続けている。ありがたいことに、それなりにご本人から信頼していただき、ここまで順調にやってきた。


 とはいえ、相手は現役の政治家である。昔の思い出を話しているわけではなく、いままさに、自分がその渦中にある世界のことを話している。とうぜん、話せることと話せないことがある。


 そのことは重々承知しているものの、やはり研究者としてきちんと聞くべきことは聞いておきたい。


 今日のインタビューでも、微妙な部分はたくさんあったろう。それでも、言葉を選びながら、誠実にお話しいただいたと思う。ありがたいことである。


 同時に、インタビュワーとして、自分の無知さや未熟さもあらためて実感する。


 いろいろ勉強である。