疲れすぎて、帰れない夜のために

 なんだか最近、疲れやすい。夜、研究室を出るとき、早く帰りたいのに、くたびれ過ぎて、帰れないことがある。電車にのってえんえん家に帰るのが、いやになってしまうのだ。どこでもドアがあればいいなあ、と思ってしまう。


 せめて面白い本でも読みながら帰ろうと、本棚を探しているうちに時間が過ぎる。気づくと30分ぐらいたっていることがある。いやはや。


 知的に面白くて、文章がこなれていて、著者が自らの自意識を上手に処理している本がいい。とくに3番目が大切。みょーに、著者の自意識が感じられる本は、くたびれているときに読みたくない。


 読み出したら本の世界に引きずり込まれ、気づいたら家の最寄りの駅、、、そんな本がたくさんあるといいんだけど。