父子の会話

 最近、風邪をひいたSatoを隔離して、A-sanが世話をしているために、僕はDaichiと二人というシチュエーションが多い。


 朝など、学校に行く準備が慌ただしいとはいえ、どうも二人でいると、お互い寡黙になってしまう。僕がぼそっと質問すると、Daichiもぼそっと答える。それでもまあ、父子のそれなりのコミュニケーションの時間だなあ、と思っていたのだが、それをのぞいたA-sanには、「ずいぶん、静かな二人ね」と言われてしまった。


 思い返してみても、子供の頃、あまり父親とにぎやかに会話した覚えはない。それと比べてみても、まあ、こんなものだろうと思うのだけど、、、


 それでもDaichiが突然、話し出すこともある。ふうん、そんなことを考えていたんだ、と感心することもある。


 ぼそっ、ぼそっという父子の会話も、それはそれで悪くはない気がするんだけどな、、、