道東の旅

Shigeki2011-08-15

 家族旅行で北海道にでかけた。今回はいわゆる道東ということで、網走から入って、知床半島に行き、そこから摩周湖屈斜路湖・阿寒湖をめぐり、さいごは釧路湿原を見て帰った。レンタカーでまわったけど、なかなか大旅行であった。



 この夏、どこに出かけるかについては、家族内で(僕とA-sanだけだけど)深刻な路線対立があった。断然、イサカへの「里帰り」を主張するA-sanと、「え〜、帰って来たばかりじゃん」という僕と間で、イデオロギー、利益と名誉、その他諸々の争点をめぐってはげしい闘争を繰り広げた結果、よくわからない宥和政策の結果、北海道行きが決まったのだ。


 帰米の意志むなしく破れたA-sanがかろうじて国内旅行に意義を見出したのは、「いまならまだSatoに航空料金がかからない」という一点であった。たしかに間もなく3歳になるSatoには、これが(ただ旅行の)ラスト・チャンスである。勢い余って、Daichiも「添い寝」扱いにしてしまったので、各地の宿で押し合いへし合いになった。


 「添い寝」の効果かよくわからないけど、家族でいつも一緒に行動し、寝る時もいたって至近距離、なんとなく家族の一体感が増した気がする。


 とくにDaichiとSatoはいつも二人でじゃれて遊んでいた。6歳も離れたこの兄弟、どうなるかな、と思っていたけど杞憂だったようだ。二人でいつもけらけら笑っている。基本的にまじめで不器用、好きなこと以外には一切無関心という兄と、社交的で愛想がよく、何にでも関心をもちすぐあきる弟というコンビ。


 兄に合わせている弟がえらいのか、6歳はなれた弟と同じ遊びをしている兄が微妙なのかよくわからないけど、まあ、仲がいいのはよいことだ。一人っ子だった僕にすれば、何となくうらやましく感じる。